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春風の偽日記

『天使なので』

ふと、
目を覚ますと。

薄暗い部屋の中に
ひとつの気配。

ベッドの側に立つその人は、
長い髪から
ぽたぽたとしずくを垂らして
立ち尽くしています。

困った目をして何かを見つめている
裸の女の人……

だれ!?

恐ろしいその正体は
お盆に迷い込んで戻れなくなった
気の毒な魂なのか
春風を見初めて迎えに来た
魔物なのか……
どうせ迎えに来てくれるなら
王子様がいいのに!
春風をさらっていけるたった一人の人。
王子様が来てくれないなら
春風は行かない!

ぷんぷんしていたら
わかっちゃった。
春風がどれだけ王子様を愛しているか
ということは普段から春風はわかってしまうので
そこではなく、
濡れているのは一汗かいてシャワーの後だから。
きのう曇っていたから乾かないかもしれない、
とタオルを洗濯に出さないで
うっかり体を拭くものがなくなってしまって
部屋まで探しに
いけない子供みたいにずぶぬれでお風呂場から歩いてきた
ヒカルちゃんです。
夜明け前のまぼろし。
曇りの日のおねぼうなおひさまが届けた
小さないたずら。
わかったことは、
今でもヒカルちゃんはいけない子供でした。

怪談の季節です。

まぎらわしいだけで
怪談じゃないですね。
怖い想像をしてしまったのは、
このところ、よく話題になるからかしら。

呪われた山奥の村に迷い込んでしまって
たたりが!
遠い外国、古いお城に住む貴族の
怖い儀式が!
いたいけな生き物をいじめた
むくいが!
亡くなったご先祖様が
助けてくれた!
危機一髪!
こわーい、
ふしぎ、
そんなことあるのかな、
背中がぶるぶる、ぞっとするお話。
春風はつい先が気になって
聞いてしまって
後悔するの。
怖い!
さくらちゃんは、怖いときは
おなかが痛くなっておトイレに行きたくなるって。
小さい頃、泣いてばかりでさくらちゃんに似ていた
怖がりの春風はいま、
こんな怖いときに
どうするのでしょうか?
それは、春風もまだ知らない。

昔、春風が何も覚えていないくらいの頃に
観月ちゃんが言うかわいいキュウビちゃんみたいな
小さな動物が
ベッドに見に来たような記憶は
本当にあったことなのかな。
あの時はどうしたんだっけ、
怖くて泣いたでしょうか。
お姉ちゃんにしがみついてしまったとしたら、恥ずかしいな。
ヒカルちゃんに慰めてもらったかもしれないな。
それとも、守ってくれているものだと思って
あまり怖くなかったのかな。
よく覚えていない、昔の話。
王子様がいたら、話を聞いてもらいに行ったと思います。

ほのぼのしたお話ばかりじゃない。
怖いから
怪談をやめましょう、
というわけにはいかない。
春風は、苦手だなとわかっていても
聞く分には楽しんでいるかもしれないし
つまり好きなほうなのかもしれないし。
ああいうのも、
刺激的で
誰かと一緒に話の輪を囲んで
きゃーっ!
盛り上がる感覚は、
なんとなく夏のだいごみ。

でも、ベッドに入ると怖くて
なかなか寝付けない。
一人じゃ心細いからって
ヒカルちゃんのベッドに入っていくわけにもいかないし。
どうしたらいいですか?
王子様。

あんなに不思議なことが
本当にあるのでしょうか。
やっぱり、見間違い?
それとも、本当にいる?
私たちの知らない生き物。
現代の科学では説明できない
昔から伝わる何かが
私たちの住む世界のすぐ隣に
当たり前のような顔で
巣食っているのかも。
そんなことがあったら
春風どうしよう……
なんて考えていたら
いきなり思いつきました。
そうだ!
私にとっての一番の不思議な存在は
今は味方なんです。

お空から降りてくる天使は、
奇跡の存在。
さて、名字が天使だというだけの我が家。
名前はたぶん関係なく、みんなが特別で、毎日かわいい。
ここにいてくれるそのことが、奇跡。
だけど春風にとって一番の特別も
この天使の家族の一人なの。

王子様!
春風を怖がらせる悪いおばけを
退治してください。
それとも、春風に勇気をください。
おばけにも何ものにも負けないようにと
あなただけが使える魔法。
春風によく聞く魔法を
出し惜しみしないで。

この世に
王子様がいなかったら
怖くて
春風は生きていけないわ。
どうかお願いします。
春風を助けてくださいね。

春風の偽日記

『女の子は肉食』

むんむんします。

ついつい、勇気を出して
薄着を選んでしまう
この季節。
海が呼んでいるようで
水着に憧れる季節。
涼しげな水音が、まぶしい空想の中へ
私たちを招いています。
なかなか海には行けないから
シャワーで汗を流してさわやか。
暑い時期を乗り切りましょう。

家族にいっぱい食べてもらいたい毎日のメニューも
悩むところ。
あんまり重いものは、食欲がなくなりがちの夏には苦しいし、
かといって、軽すぎると栄養をがっつり補充できるか心配だし
それに、見た目で食欲をそそるような盛り付けも難しい。
涼しげな麺類やトマトは、今の時期には便利だけど
毎日では飽きてしまうかもしれないわ。
今日もそうめん。
明日もそうめん。
きらめく夏休みだって、食事の時間はお楽しみ。
なのに、こんなことでいいのかしら?
悩んでいたところに、霙お姉ちゃんからのリクエスト。
今日はスタミナをつけるためにお肉がいいって言うから
ぜひとも、王子様にも気に入ってもらって
おいしいと言ってもらって
お肉記念日になるように
春風は張り切って作ります。
夏のお肉は、きつい子もいるかもしれない。
何がいいかな、と悩んで
ローストビーフか、
チャーシューを冷たい麺料理に合わせるか、
悩んだけれど
暑い地域の知恵を借りることにして
沖縄のおいしいゴーヤチャンプルーがいいかな。
これでは、今年の旅行の行き先候補も沖縄が優勢になってしまうかな。

お肉でスタミナって、考え方が単純でしょうか?
でも、みんな食べたい。
食べて力を付けたい
女の子たち。
毎日、暑くてもだらけないようにしたい。
探して見つかる、素敵なこと。
自由研究が止まらない!
学校に提出できない自由研究がいっぱい。
やることが毎日たくさんあって、
どれだけ時間があっても、どれだけエネルギーが有り余っていても
ぜんぜん足りないくらいです。
夏の一日を充分に活用したくて、
あーちゃんだってちっちゃいおめめをくりくりに開いて
家族の見守る中、精一杯の世界を探検しています。
そんなふうにしているもの、体力が必要ですよね。
といっても、あーちゃんにはお肉はまだ無理ですね。
おいしいミルクを作ってあげたいな。
夏の魔力は赤ちゃんも元気にしてしまうから
年頃の女の子なんていちころ。
もっと張り切っていきたい。
がんばりたいな。
家族の幸せのためにできること、たくさんあるかな?
夏場に燃え上がるのは、太陽だけではありません。
でもね、王子様。
春風は怖がりなの。
この季節は、ついついはめをはずしてしまう若い人が
大きな音を立てて道路を走ったり
誰にでも声をかけてきたりします。
今日の食材の買出しでも、怖そうな格好の若い人を見るだけで
臆病ですよね、
何をされたわけでもないのに怯えてしまって。
見た目だけで決め付けたらいけないのに。
こんなとき、もし王子様が一緒にいてくれたら
怖いことなんて何もない。
世界が二人だけになってしまって
他はいっさい気にしない、世界一幸せな夢の中です。
頬を引っ張っても目が覚めない現実だったらな……
そうなったら、お買い物も忘れて二人きりになってしまいたくなるかしら。
いけませんね!
楽しみな晩ごはんなのに、そんなもったいないこと。
こんなにかわいい家族に囲まれて
たくさんのパワーをみんなからもらっているのに
夏休みにみんながいると
王子様を家族にとられてしまっているようで
二人だけの世界まで
あなたとどこかへ逃避行してしまいたいなんて
いけない春風ですね。
怖がりだけど、
あなたとなら。
王子様は、クールなファッションも試してみたくなりますか?
春風がおびえてしまうような。
でも、あなたが今はそんなふうにしていないだけで
もしも、愛するただ一人の運命の人が導くならば
どんな恐ろしい世界だって、ためらわないつもり。
春風はどこまでも着いていきます。
女の子は強いんだもの。
お肉も食べるよ。
力を付けます。
普段からエネルギーをとることに詳しいのは
きっと、何かあった時にあなたに、力いっぱい捧げたいから。
私の全てを、あなたに。
それが女の子の生まれながらの才能、だったらいいな。
尽くす力はきっとあると思います。
どんなことでも言ってね。
王子様が手を引いてくれたら、
やんちゃなことでも
どんなことでも。
夜露死苦!
です。

そんな春風の、今日の精一杯。
毎日の暑さに、ほんの少しでも涼しさを届けられたらと
かわいい音を鳴らす風鈴を買ってきました。
この家に、幸せな風がこれからも吹いてくれますように。
ついでに、王子様にひとときでも気持ちよくなってもらえますように。
嬉しい音色を届けてください。
キッチンは火を使うから温度が上がるけれど
体調には気をつけながら、
暑さに負けずに。
愛する家族に向かう気持ちを止められない。
今日も愛するあなたのために
尽くしていいですか?

春風の偽日記

『恋人たちの夜』

今日は暑い日でした。
春風の王子様は、お体は平気ですか?
たくさんお世話をしてあげたい。
どんなに暑くて大変な夏の日でも、
寝苦しい夜でも──
春風がいるから幸せでいられると
王子様が思ってくれるように。

真夏みたいな陽気は一日、何者も邪魔をすることなく、
今日の夜も晴れそうです。
手を伸ばしても届かない、遠くて広い夜空。
数え切れない無数の星の中から
この夜に、たった一人の相手だけを見つめて
織姫と彦星は星空を渡っていきます。
愛し合う二人の思いは、果てしなくどこまでも。
今年は無事に二人の夜を過ごせそうで、
良かったですね。
うらやましいな。
春風も、この夜だけでも
王子様と恋人同士みたいに過ごせたらと
そんなお願い、いけないかしら?
用意したのは、別の願い事。
家族のイベントに用意した笹の葉に、短冊が一人一枚。
二十のお願いが、笹の葉にさらさら。
夕方からそよそよと気持ちよく吹いてきた風に
揺れています。
ママは忙しくて参加できなくて、寂しいですね。
でも、あーちゃんまで、一生懸命に願いをこめた短冊。
よだれが多すぎるかもしれないけれど──
というか、字は書いていないけれど──
こんなに晴れた七夕には、きっと叶うと思います。

王子様は、どんなお願いをしましたか?
さくらちゃんが、泣きそうになって心配していたの。
お兄ちゃんはカレーが好きだから
カレーをお願いしていたらどうしよう。
夏は野菜が豊富で、カレーがおいしい季節ですね。
春風と蛍ちゃんのふたりで、こわい顔にならないカレーを
がんばって作ります。
小雨ちゃんと星花ちゃんも手伝ってくれるなら、
とってもおいしい。
王子様のお願いなら、特別に
短冊につるさなくても聞いてしまいます。
どんなことでも、
いくつでも。
みんなに秘密で、こっそりと
あなただけのために。

春風の願い事は、内緒です。
一人に、ひとつだけのきまりの
今年の七夕。
とっても迷ったの。
ひとつだけ──
春風の今、一番に欲しいものは何かしら。
家の短冊には恥ずかしくて書けない、春風の素直な気持ち。
学校や商店街のイベントに参加する分は別でいいですよ、と話し合って、
夕凪ちゃんやさくらちゃんは、張り切って参加しているみたいです。
それだけじゃ足りなくて、家の笹の葉の奥にこっそり
ふたつめ、みっつめ。
無邪気なお願い事──
神様、今日だけは特別に
かなえてあげてください。
たくさんのお願いが、夏の広い夜空へと向かいます。
その中でも、家族のお願いはやっぱり、春風にも大事な気がするの。
どうか、この七夕の夜に
家族みんなが幸せであることを祈ります。

愛し合う織姫と彦星が、
今年も幸せに過ごせますように。
もし良ければ、
お願いをするみんなに、少しだけ幸せを分けてください。
春風も、いつか勇気を出して
たった一つの本当の願いを書けるように、がんばります。
七夕にはかなえてもらえない
ささやかな、一番の願い。
春風はきっといつか、伝えたいです。

春風の偽日記

『はなみじゅ』

くちゅん。

ちーん。

はなみじゅ──
はなみずが、

とばり──
とまりません。

花粉症になってしまったのかしら?
天気予報で、毎日繰り返すお知らせ。
今日も花粉の量は非常に多いでしょう、
花粉症の方は対策をしっかりと。
対策──
って、なんでしたっけ?
頭がふわふわして
考え事がうまくできないの。
ぼんやり浮かんでくるのは、
王子様の顔だけ。
あ、これは花粉症ではなくて、
恋の病の症状です。
もちろん、そっちも治っていない病気。
どんな薬でも症状を抑えることはできません。
恋ってつらいですね。
胸の鼓動はもう、二度と私の言うことを聞かないの。
ただ、愛する人を思うだけでドキドキ、バクバク。
会えないとわかると落ち込んでしまう。
まるで機械的な反応を繰り返すだけみたい。
恋をした、ただそれだけのために
まるで悪魔と契約を結んで、体を持っていかれて
今は、元の肉体のひとかけらも残らないみたい。
恋に身を捧げた機械になってしまいました。
あなたと出会う前の私はもう、この世にはいないの。
そんなものは世界のどこにも、ひとかけらも残っていません。
だけど私は、変わり果てた自分を悔やむことは決してありません。
それよりも、私にこんな気持ちを与えてくれた人に
感謝しています。
つらくたって、どんなときも嬉しい気持ちがあふれ出して止まらないの。
王子様が応えてくれなかったとしても恨んだりしないわ。
でも、もしも思いが通じたなら、天にも昇る気持ちになります。
そのための努力を続けたいんです。
それだけは許してもらえますか?
決して迷惑はかけないから、ただ愛し続けることだけを。
思いがけなく、気持ちを伝えてしまいました。
ぼうっとしているせい?
それとも、最初から隠しておくことができない気持ちだったの?
おそるべしは、花粉症ですね。

鼻水は出るけれど、
風邪ではないと思うんです。
悲しいわけでもないのに涙が溢れて、目が赤くなって、
絵本のうさぎさんみたい。
くしゃみがでて。
だけど、それ以上重い症状があるわけでもなくて。
熱はないみたいだし、
食欲はきちんとあるし、
すっぱいものが食べたくなるわけでもないし、
炊きたてのご飯の匂いがつらいわけでもない。
症状から見て、これはやはり花粉症?

実際になってみないと
わからないことは多いけど、
大変ですね!
妊娠って。
じゃなかった。
花粉症って。
言い直さなくっちゃいけなくて
残念です。
早く、
早く──
花粉症が治ればいいのに。
って、
そっちじゃないか。
それにしても、このまま鼻水が止まらなかったら、
普段の生活もままならないの。
恋をして、自分が変わってしまうのは
どうしようもないから仕方がないけど、
花粉症で王子様のために尽くせないのは、
許せない!
こんな鼻水、気合で吹き飛ばしてしまえればいいのに!
ずるずる。
無理でした。
せっかく、今の季節は
香りのいい春の山菜が取れる時期。
それなのに、鼻が詰まっているなんて。
ほのかな苦味と、あたたかみのあるやさしい芳香は、
大人の味わい。
うど、ふきのとうはしっかりあく抜きをして。
たらの芽の香りを楽しむには、やっぱり。
さくさく、あつあつ、
豪華なてんぷら。
いいですよね!
といっても、この鼻水では調理も難しそう。
蛍ちゃん一人では、とても家族全員分なんて作れません。
せめて春風が指示をして、誰かに手伝ってもらえたらと思うんだけど。
油を使う料理は、小さい子には任せられないし
大きい子になると忙しそうだし。
あっ!
王子様!
こんなことを頼んでしまうのは、
はしたないかもしれないですけど
春風の緊急事態なんです!

もしも王子様と仲良く、
新婚みたいにキッチンに並んで
共同作業をすることができたなら、
花粉症のつらさなんて
どこにも残らずに
飛んで行ってしまいます。
ばいばいきんです!
どんな力でも吹き飛ばせない春風の憂鬱を
残さず消し去ってしまう私の好きな人。
王子様にお願いを聞いてもらえるなら
春風は花粉症で死んでしまっても思い残すことはありません。

鼻をかみすぎたところが赤くなってしまう
恥ずかしい春風だとしても、
王子様から離れて隠れているなんて
もう、できそうにありません。
もし鼻水がひどいときには
ティッシュを鼻につめてでも
あなたに尽くしたいです。
どんなに恥ずかしくても、もう止められないの。
でも、春風の恥ずかしいところを見ることができるのは
王子様ただ一人だけです。

春風の偽日記

『桃の節句』

白酒をいただいて
酔ってしまったふりをして
王子様に甘えようとしていたのに
勇気がなくて実行できなかった
春風です。

あんまり王子様の負担になったら
いけないと思って。
あさひちゃんも、青空ちゃんも、
大喜びで雛壇に登り出して
止めるのが大変だったでしょう?
きっと、小さい子たちも、
あんなふうにきれいなお雛様になりたかったんだと思うの。
それで、雛壇の一番上で
お兄ちゃんと二人で並んで
みんなに祝福されてみたかったんじゃないかな。
春風もその気持ち、わかるんです。
右も左もわからない小さい頃に王子様がいてくれたら
どんな無茶でもしてしまうわ。
今はそんなこともなくて──
少し寂しいですね。

桃の花が咲くのはまだ早い季節だけれど、
お花屋さんで買ってきたものと、
幼稚園の子たちがお絵かきして持ってきた
雛祭りの桃の絵を飾ったので
自分も描く、って
たくさん飾られた桃の花のきれいな絵。

曇りがちの寒い日だったけれど、
お部屋の中はどこでも、女の子の熱気でムンムンです。
日曜日で、家族が揃うから嬉しくて
家の中なのに走り出してしまう子や、
お兄ちゃんに飛びかかる子。
怒られたり、
めげなかったり、
カルピスがこぼれても、桃の枝が折れても
家族の誰かが必ず見つけてフォローしてくれて、
王子様もお疲れ様でした。
雛祭りだというだけで、うきうきして
賑やかに、騒がしく。
女の子らしいかは分からないけれど、
みんなが元気に育つのが約束されているような
嬉しい日でした。

華やかなお祭りになったかな?
王子様の思い出に残るような雛祭りになったかしら。
子供ができたら、今日のことを参考にして
いっぱい楽しませてあげたいな。
気が早いかな?
早くても十ヶ月先のことですものね。
あ、でもそうすると、来年のこの日には子供がいるかもしれません。
どうなるのかしら?
気が早いといえば、
桃の花が咲くのはもう少し先だけど、
実がなるまではもっと時間がかかります。
桃の節句のお祝いなのに、
家族の人気は、みかんにいちご。
なんだか不思議ですね。
みずみずしくて身がしまった桃は、まだだいぶ先。
情熱の夏の季節に味わえる果実です。
春もまだなのに、こんなに熱気のこもった一日を過ごして
それなのに夏になったら、私の思いはどうなってしまうのでしょう?
家族みんなと仲良く過ごしているあなたを見ているだけで、
なんて優しい、私の王子様──
この胸にはもうどこにも、これ以上の思いを詰める場所はないほど
あなたへの気持ちでいっぱいになっているのに
まだ苦しくなるのですか?
毎日膨らみ続けるこの気持ちは
爆発することなしに、抑え続けていられるのでしょうか。
特に、こんなふうに素敵な姿を見られる日はなおさらです。
夏になる頃には、
春風の思いが、この体を離れて形になるのかもしれない。
新しい桃の実がなって──
それは何になるのでしょう、王子様。
ラブレターかな?
新作のお料理だったら、王子様も嬉しいですね。
もっと王子様が嬉しくなるものが、他に何かあるんじゃないかしら?
あなたの気持ちを知りたいです。

雛祭りにほころびはじめた桃の花は、
毎日を一生懸命に過ごすうちに実を付けて、
次の世代のために種になります。
春風は今、どのあたりだと思います?
もう、子供らしい無鉄砲はなかなかできないから、
つぼみとは言えないかな。
でも、まだ冒険を知らない年頃だから
花を咲かせてもいないかもしれないの。
どちらとも知らず、揺れる乙女心。
相手はもう、他にないって決めているのに
このまま放って置かれて時間が過ぎて、
花も咲かせずに終わるのですか?
それでもいいかな。
こんなに好きになれる人と、
こんなふうにひと時を過ごしているというだけで
春風は世界一の幸せものなんだもの。
これ以上を望んだら、ばちがあたってしまいそう。

ばちがあたってもいいから、
もっとあなたと幸せになりたい。
春風はいつでも待っています。
臆病に身を震わせる、開きかけた桃の花。
あなたを待ちきれなくなったら、
春の風に吹かれて飛んでいって
こっちから、愛しい人をつかまえます。
できるかしら?
春風の初めての冒険になるかしら。
それとも、
初めてなのに、二度目も三度目も
一生分の冒険をしてしまうかも?
遠慮しないでね、王子様。
春風は、触れたら落ちてしまう花とくらべたら
もう少し頑丈なほうだと思います。
どうぞ、春風をあなたのものにして
試してみてください。

春風の偽日記

『お弁当』

うれしい、
おいしい、
そんな、かわいいお弁当。

秘密は、
彩り。
も、そのひとつ。

おいしそうにお弁当箱に並べて、
愛情も詰め込んで。
食べる人の気持ちになって、
全体のバランスを見ながら。

栄養を気にして作っているから、
楽しく全部食べられるように
したいですよね。

緑色が入ると、見た目が引き締まるし
栄養面でも心強いものです。
赤色は、少し入っただけで
全体が明るくなるみたい。
黄色だって入れなくちゃ。
卵のおかずの他にも、
じゃがいも、さつまいも、
カレー味に炒めた野菜。

お弁当のおかずは、
塩分を入れて痛みにくいように、
ついつい味付けの濃いものが多めになってしまうけど、
それだと、茶色のおかずが中心になるの。

お弁当箱を開けたときの、
わあ!
いただきます!
っていう
楽しみがなかったら、
少し物足りないですものね。
せっかく、大好きな人が作ってくれるお弁当
だものね?
お弁当をもらって嬉しくなりたいじゃないですか?
王子様はどうですか?

一緒にいられないけれど、
あなたのことを思っています。
お友達と楽しくご飯を食べられるなら、
私はちょっと寂しいけれど、
でも、
このお弁当なら、いつも私たちと食べているおいしい食事を
思い出してもらえるんじゃないかな。
どうか、あなたがとっても幸せな顔になって
お弁当を食べられますように。

食べてもらうときの顔を想像しながら
お弁当は作るもの、
って時々聞きますよね。
本当は、作る人の顔も
食べるときに想像するのかも。
それは顔ではなくて、
お弁当に込めようとした気持ちなのかも。

毎日作るものだから、
そう手の込んだおかずばかりにはできません。
いつもみんなの大好きなものを入れるわけにもいかない。
これなら喜んでもらえるかな?
こんなものになってしまってもいいのかな?
お弁当のふたを開けたときに、笑顔になってもらえるのか。
残さないで食べてもらえるのか。
いつも迷いながら。

春風がときどき、
やめようかなあ──
という気持ちになると言ったら、
王子様は春風のことを情けないと思うでしょうか。
小さい頃から臆病な春風でした。
いつも家族のみんなを喜ばせたい。
お料理が得意なんだから、続けたい。
だけど、いつもみんなの期待に応えられるとは限らなくて、
うちの家族なら、もっと立派に仕事を果たせる子が
いるのではないかしら。

やめるつもりなんて、本当はないのにね。
春風はいつでも、
家族のみんなに愛を届けたくて
胸の奥から溢れるものが止まらなくて
どうしても、止められなくて──
それでもなぜか、弱気になるときがあるんです。
妹たちがとっても優しくて元気でかわいくて、
いつもお弁当を残さず食べてくれて、
おいしかったって言ってくれて、
こんなにいとしい家族に囲まれて幸せだっていうのに。

春風なら、
いつでもお弁当作りは完璧!
なんて言い切れないから
時々とまどうの。
私がいなくてもいいのではないかしら?
私がいないほうが、もっとうまくやれるのではないかしら。

幸せなお弁当作り。
ありがとうの言葉。
おいしそうに食べてくれる笑顔。
春風のお弁当を受け取ってくれる朝の時間。
そういう素直で嬉しいもの──

そしてたぶん
春風が他にも欲しいものは、
迷ったときに
これでいいんだ!
こんなに大事なことが他にない
って思い込める、
私の中にある単純で
ドキドキする嬉しいもの、
永遠に変わらない
確かなもの。
それを与えてくれる人と
すぐ近くにいられて、
視線を交わし、
言葉を重ね、
触れ合っていく
こんな生活なのかな。
そうだといいな。
ね、王子様。

おかずの彩りは
バランス良くしたいのだけど、
赤いおかずはにんじん、ミニトマト、梅干し。
小さい子が苦手なものも多いんです。
桜でんぶはどうかな、かわいくていいと思いませんか?
でも、お弁当の本には、
幼稚園児のお弁当だからといってかわいくしすぎなくてもいい、
実際に親が食べてみておいしいと思えるもので、
実質的な内容を。
と書いてあるし、そうかなとも思うけど。
とは言っても、春風の好みも王子様の好みも少しづつ違うし、
小さい子達の好みもいろいろ。
頭を悩ませるところです。
って、春風と王子様は親じゃないか。
少し気が早かったですね。

王子様はお弁当に何を入れて欲しいですか?
ついつい王子様の好きなものばかりを
お弁当に入れたくなるの。
春風は、実は悪い子だったんです。
叱ってください、王子様。

春風の偽日記

『前夜』

目が覚めたときには、
晴れ渡る冬空、
広がる銀世界。

小さい子たちは競うように駆け出して、
登校する時間になっても遊び足りなかったみたい。
帰ってきてからも雪が残っていたらなあ! だって。

あれ?
みんな、明日の準備はどうするの?

そうなると、
明日は春風が王子様を独り占めしてもいいのかしら?
やった!

この雪は
愛の妖精からの贈り物だったのかも?

普段からまじめにがんばってきた
春風へのご褒美ね!
神様はやっぱり見ていてくれてるんだなあ──
それって、明日こそついに私と王子様の
運命の日になるってことかしら?
ああ、どうしよう──
心の準備は──
もう、ずっと前からできているから大丈夫ですね。
早く明日にならないかな!

と、浮かれてしまったけれど、
みんな帰ってきてから、
がんばってチョコの準備をしていました。
そういうわけだから、春風が王子様を独り占めにはできないかも。
みんな張り切っています。
楽しいバレンタインにしたいですね。

蛍ちゃんが作ったメニューも、
スタミナを付けるウナギのチョコ蒸し、
チョコカキフライ、
チョコあんかけチャーハン、
具だくさん海の幸と山の幸盛り合わせチョコパエリア、
などは、
春風が阻止したので大丈夫です。
蛍ちゃんが次々と考案するチョコ料理は、
泉のように湧き出す勢いこそが
王子様への愛そのものなのかもしれませんね。
もしかしたら、全部は抑え切れなかったかな。

それで、
王子様は、毎年甘いチョコに囲まれてしまうでしょう?
もちろん一番甘くてとろける味は春風の心なんですけど、
それは王子様次第で、毎日召し上がってもらえるということもあるし──

最後までチョコ作りが難航している
ヒカルちゃんとふたり、
今夜は春風の最後の仕上げ。
みんなの用意したものは甘いチョコが多いし、
春風はここはひとつ、
甘いだけじゃない少し大人の味、
洋酒を使ったチョコレートを考えています。

他の子たちと少し違う刺激を用意をして、王子様を待っているの。
王子様も、きっと好奇心で手を出してみたくなります。
でもやっぱり、春風は待つなんて性格じゃないかな?
もっと直球が好みかも──
王子様は、何か希望するものはありますか?
春風へのバレンタインのリクエストはまだ間に合いますよ。
どんな春風が──
王子様はお好きですか?

とうとう本番を明日に迎えて、
私たちも、切羽詰っているようなどこか焦る気分と、
早く愛する人と素敵な日を過ごしたい待ちきれない気分で
ドキドキする、
ムズムズするの。
王子様、
世界中にバレンタインは訪れるけれど、
本物はここだけじゃないのかな、
世界のどこにも
他の場所にバレンタインなんてない、
と思うんです。
だって、こんなに愛しているなんて
他の誰かにできるのかしら?

王子様がいちばん幸せに過ごせる
世界でただ一つのバレンタインは
春風たちがいるこの家にしかないんだって
そんな気がします。
もっとたくさんのものをあげたいんです。
溢れる気持ちを贈りたいんです。
私たちの愛を受け取ってほしいんです。
ううん、受け取ってくれなくても──
こんなに愛していることを知ってもらえなくても──
ただ、あなたを愛しているだけで春風は満足──
できるものならしたいんですけど!

きっときっと、
王子様を喜ばせてさしあげます。
自信があります。
努力します。
どうか、今年のバレンタインを一緒に過ごしてください。

春風、もしかして大人のチョコを味見しすぎたかな?
少し酔っているのかも。
なんだかふらふらしているような……
一人で歩けなかったら、どうしよう?
王子様、春風を部屋まで連れて行ってもらえませんか?

雪のように真っ白いベッドに
汚れのない春風を横たえたら、
あとは王子様の好きにしてください。

一日くらい早くても、
春風は気にしません。

春風の偽日記

『天使の翼』

合図のベルが鳴ったら
どこへでも飛んで行きます、
春風の王子様。

今日、
蛍ちゃんが買ってきた
小さくてかわいい鐘。

鳴らせばいつでも
メイドが飛んでくる、
執事がやってくる、
便利な魔法がかかっているんだって。

でも、我が家では
メイドの蛍ちゃんは
忙しくしていることがあるでしょう?

春風のかわいい妹に
ゆっくりしてもらいたい時もあるし……

今日だって、小さい子たちは
蛍ちゃんのおみやげを見つけたとたんに
集まってきました。
子供の遊び道具じゃないのにね。

あまり大きな音を出さないようにと、条件付きの
お許しが出たら、
きゃあきゃあ、わあわあ、
たいへんな騒ぎ。
鳴らす鐘の音も聞こえなくなるくらい。
あれなら、鐘も必要ないですね。

誰でも使っていいわけじゃないと思うので、
話し合った結果、
ヒカルちゃんと王子様が使ってくれればいい、
という形でまとまりそうです。
ちゃんと必要なときだけ呼び出してくれそうだし、
私たちが助けてあげられる用事も多そうで。
蛍ちゃんも、もともとそうしてもらえればいいと思っていたみたいだし。
春風もなんだか胸がときめいてしまうし。

海晴お姉ちゃんも参加していいと思ったけど、
遠慮していたことや、
その場合は霙お姉ちゃんがなし崩しで参加したくなってしまうから
結局こうなりました。
あ、ヒカルちゃんも遠慮していたんだけど
なんとか説得しました。
王子様一人だけでは、特別扱いみたいで受け取りにくいかもしれないし
同じ部屋の仲間だから気兼ねは少ないし。
蛍ちゃんと同じ部屋の氷柱ちゃんは
こういう子供っぽいことには参加しないんだって。

そうです、
蛍ちゃんだけじゃなくて、
春風もすぐに駆けつけていい、ということになりました。

教会の鐘でないのは残念だけど、
春風はもうあなたのものになったつもりで
身も心も尽くします。

ヒカルちゃんは、自分のことは自分でやってしまうし
あまり使ってくれないと思うから
王子様は、遠慮しないでどんどん使ってくださいね。
ヒカルちゃんにも、もっと頼っていいんだと
王子様が教えてあげられたらいいな。

春風は背中に翼があるみたいに
すぐに飛んでいきます。
昔のお話で、腕に蝋で翼を付けて飛んだ人が
太陽の熱で蝋が溶けてしまって落ちたというけれど
あれは嘘です。
だって、春風の胸はもう
あなたのことを思って
太陽よりも熱く燃えているんだから。
春風の愛でいつでもあなたを暖めます。

本当は、特別な手段がなくても
すぐに手が届く距離にいつでもいたいんです。
王子様が側においてくれるなら
春風は翼をなくしてもいいの。

どうか、春風の体に消えない傷を
刻み込んでください。

翼があってもなくても、
春風は永遠にあなたを愛し、
あなただけに尽くす
あなたのための命──
それを天使と呼んでくれてもいいし、
違う名前で呼んでくれてもかまいません。

私がいつまで清らかな天使でいるのか、
きっとあなた次第です。
だけど、どんなものになってしまっても、あなたを愛する気持ちだけは変わらないの。

あっ、愛し合う人と同じ名字だったら
名前だけはいつまでも天使だわ。

王子様。
これからも末永く、よろしくお願いします。

春風の偽日記

『土曜日の午後』

王子様に
問題です。

いつもいつも、王子様のそばにいたくって、
誰よりも近くで触れていたくって、
でも決して叶わないことだと知っていて、
それでもけなげにいつも王子様のために尽くして、
もしも離れることがあったらその時には
止めようとしても止まらない涙で
ずぶ濡れになってしまうかわいそうなかわいそうなもの──

なーんだ?

正解は、
はい、これです。
半日授業の土曜日には、お疲れ様のお洗濯。
王子様の楽しい学園生活と切り離せない
真っ白でさわやかなワイシャツたち。
一週間、王子様のためにありがとう。
来週も王子様が気持ちよく学校生活を送れるように
春風、心をこめて綺麗にします。

あっ、襟の内側は少し黒くなっていますね。
こんなところだけでも、王子様とじかに触れ合えるワイシャツたち──
ああ、うらやましいです。
春風も生まれ変わったら、王子様のワイシャツになりたいな。
いつも、王子様と触れていたいもの。
ちょっとの部分だけでも──

土曜日の午後の幸せ。
春風、王子様のために尽くすことができるのが
こんなに嬉しいことだなんて、ずっと知らなかったの。
もちろん、大好きな家族たちのお世話は
昔から春風が自分から望んで買って出ていたものですけど
こんなふうに役に立つものだったなんて、
こんなに春風に嬉しいものをくれる仕事──

王子様が卒業して、学校の制服が必要なくなっても
王子様の洗濯はみーんな、春風に任せてくださいね。
春風、いつでも王子様のワイシャツをきれいにします。
誰よりもきれいにします!
それとも、王子様は学校を卒業したら、ワイシャツが必要ない仕事に就くかもしれませんね。
どんなお仕事でも、春風は王子様の側にいます。
どうしても、側にいさせてもらいたいんだもの。

本当は、ひとときでも王子様と離れたくない……
修学旅行のときが来たら、どうなっちゃうのかしら?
王子様が旅行先まで来て、こっそり合流してくれなくっちゃ。
あ、でもそれだと、おうちのみんなが王子様がいなくて寂しくなっちゃいますね。
だから春風は、一日だけで我慢します。
きっと来てね、王子様。

もちろん、それは冗談──
それとも、王子様は本当に来てくださいますか?
春風が寂しくて、王子様が恋しくて泣いているときに
他の何もかも捨てて、春風に会いに来てくれる?

ううん、春風は、わがままは言いません。
わがままを言って王子様を困らせたくない。
でも、時々は王子様を困らせるかもしれません。
だって、春風は自分だって胸の中が抑えきれないから。

いつか──
私たちにはどうにもならないことで
もしも王子様が遠く離れてしまうときが来て、
春風のことを忘れてしまうとしても
春風は王子様のことを忘れません。
何があっても、どんなつらいことがあっても
春風は王子様と過ごした記憶を、何よりも一番大切に胸に抱えていくの。

王子様に、春風のことをずっと忘れないでいて欲しいとは、言いません。
こうして王子様のお世話をするのも、春風が楽しくてやっていることで、
王子様に春風のことを愛して欲しいからじゃない。

でも、王子様がそのつもりなら……
もしかしたら王子様は、春風を一人の女の子として見てくれるのかしら。
だったら春風は決してためらいません。
春風は、大好きな家族たちを捨ててでも
あなたについて行くことを選びます。

本当は、一番嬉しいのは
春風の大好きな家族たちに祝福されて、王子様と結ばれることかもしれないって
思います。
王子様──
王子様にすぐ態度を決めて欲しいなんて言わないわ。
春風は、こんな話を聞いてもらえるだけで満足。
ううん、ただあなたの近くにいるだけでいいんです。
今は、ただそれだけで──
だから、いつか──もしも春風の気持ちが抑えきれなくなったときには
春風が王子様をさらっていくから、心配しないでくださいね。
春風のどうにもならない理由で離れ離れになるとしても
そのときに王子様が迎えに来れなかったら、必ず春風が迎えに行きます。
少しの時間も離れたくない、って思うから。

土曜日の午後は、洗濯物を干してもまだ時間があります。
小さい子を連れて近くに出かけるのはどうかしら?
今月いっぱいは寒くなる予報だから、日が暮れたらすぐに帰ってこないといけないけど。
短い時間でも、王子様と触れ合えたらみんな嬉しいもの。
今夜は冷えた体に優しい、暖かいメニューにしたいですね。


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