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春風の偽日記

『春風の気持ち』

ヒカルちゃんは今日も──
喫茶店の子が持ってくるおかずを断りきれませんでした。

お願いに応えられないとわかっているのに
はっきり断らないまま希望を持たせるのも
相手にかわいそうだと思うんです。

それに、
春風の大好きなヒカルちゃんなのに。
よそのおうちからごはんをいっぱい持ってきて
餌付けするみたいな行為をするのは
春風はちょっと好きになれないです。

春風のほうがもっとおいしいものを作ってあげてるのに!

ずっと昔から、
ヒカルちゃんのことを思ってごはんを作っているのに……

春風のお料理はお店に出しているものではないけれど
ヒカルちゃんにおいしいって言ってもらえるはず。
絶対に負けていないものだと思うんです。
お弁当を春風が本気で作ってみたらいいのかな?
一度だけでも、栄養バランスや、家族のみんなの好みは関係なく
ヒカルちゃんの好きなものだけ入れて
春風のお料理は、こんなにヒカルちゃんに喜んでもらえるんです、
お友達の人よりもヒカルちゃんのことをよくわかっているのは
春風なんです!
と、伝えてあげたら
ヒカルちゃんは断る力が出るかしら?

でも、一番の問題は、
ヒカルちゃんは、どうにかしようと悩んではいても
それほど深刻な話だと考えていないらしいこと。
まあ、深刻な話にはなっていないんですけど。
相手はよく知っているお友達で、
誘われているお仕事先だって、よくわかっているお店。
もしもヒカルちゃんがその気なら、お仕事をしてもいいのだし。
お仕事を軽い気持ちで引き受けるのはいけないかしら。
でもヒカルちゃんなら、一度自分で決断したら、きっとまじめに働くと思うんです。
たとえお料理につられたとしても
真剣に働くつもりなら、動機はともかく立派なお仕事です。
おかずをくれるけれど、その子は別に働いてくれなくてもいいって言っているそうです。
もし気持ちが通じたらラッキー、くらいなんだって。
でも、きっと違うと思うな。
やっぱり、本当はヒカルちゃんにお仕事をして欲しいんだと思う。
どうしてもお願いしたいから、あきらめないでいるんだと思うんです。
はっきり断られるのが嫌だからって、あいまいなままでいようとするのは
なんだかずるい気がします。
本気でヒカルちゃんにお願いしたいなら、真剣にお話すればいいじゃないでしょうか。
そうすれば、ヒカルちゃんもあやふやなままで困らないで、丁寧にお断りできるもの。
申し訳ない気持ちはあっても、今はお仕事よりもやりたいことがあるからと。
それは春風に言っても仕方ないんです、ヒカルちゃん!
その子に言っても、結局変わっていないんですよね……
ヒカルちゃんと、そのお友達の子で決める話なんだから
横で春風が何を言ってもあんまり意味がないとはわかっています。
でもやっぱり……
きっと本気のはずなのに気持ちをごまかして
はっきりさせないのは、誠実じゃないと思うな。
真剣なお仕事の関係を築くかもしれないのに
そんな勝手なことでいいのかしら!

一人で勝手に怒っていたら、
はっきりさせないまま続けようとしているのは
春風も同じだと気がついてしまいました。
答えを出してしまうのが怖い。
思いが届かないとわかってしまったら、もうそれっきり。
あの人との間は、これ以上近づけないと決まってしまう。
そんなの、とても受け入れられない。
あまりに悲しすぎることがあったら、春風の心は千切れてしまうのではないでしょうか?
きっと幸せなばかりではない、
春風の気持ちがいつも叶うわけではないとわかっていました。
相手の人がいることですものね。
いっぱい悩んで苦しいだろうなと、あなたに出会う前から想像はしていたの。
私がそんな怖いことをするなんて考えられなかったの。
最初から恋をしなければよかったのに、
私はもう、そんなわけにはいかなかったんだもの。
もし、春風が始めて王子様に出会う前の時間に戻ることができて
当時の春風にアドバイスができるとしたら
この恋は真剣すぎて苦しいからやめておいたほうがいいよなんて
そんなことは絶対に言わないもの。
言っても止められないのだし、
それに、幸せなこともたくさんある。
春風は世界で一番悲しみ悩む女の子だけど
世界で一番幸せな女の子でもあるんだって、胸を張れます。
誰も春風にかなうはずなんてないわ。
春風は、こんなに素敵な王子様に恋をしているんです。
私たちは、まだ決断する日が来ていないだけ。
まだ、恋が叶わないとは
決まったわけではないんだもの。
春風の大好きな王子様──
私たちが出会ってから、ずいぶん時間が経ったけれど
二人の将来を決定する運命的な瞬間は、まだ来ていないのかしら。
でもそれは形の上で話に限ったことであって、
春風の気持ちがいつまでも変わることはないだろうなって思える瞬間は
王子様と長い時間を過ごし続けて
数え切れないほどありました。
むしろ、出会ってからの時間の長さを考えると
どうしてこんなに王子様との大事な思い出がいっぱいあるんだろう、
とてもこんなに幸せがどっさり詰め込めるほど長い時間じゃなかったのにな、
と思うほどです。
もしこの先、王子様の気持ちが春風を選ばないとしても。
そんなことは考えるだけで胸が痛くなってきて、壊れてしまいそうですけど。
でも、そんなつらいことがあったって、
春風にとって何よりもつらいことがあったって。
春風は負けない。
あなたのことが好き。
へこんでなんていられません。
いつか私のことを見てくれるように、
もしもあなたの心が動かないと決まってしまった後でも、
春風は愛し続けるんだと思います。
はっきりわかってしまったって、それで終わりなんて限らないと思うの。
いつかきっと、って言い聞かせて、泣いている自分を励まして。
何があっても
春風は絶対に止まらない。
関係をあいまいにしている余裕なんてないですよね。
いつまでも春風の恋が終わるわけなんてないもの。
一度断られたって、そこからまた続いていくんですもの。
王子様、春風は臆病ですけど
ごまかしたりしません。
いつもあなたを愛していると、伝えます。
ためらわずに、いつも言えます。
断られるかもしれないとしても
怖がって、大人しくしているなんて春風にはできません。

喫茶店のお友達も、あきらめたくないのでしょうか。
あいまいにしようとしているわけではなくて。
だめかもしれないとわかっていても、ひっくり返したいのかな。
全然力が足りなくても、がんばればなんとかなるかもしれないって。
いや、まずはがんばってみないとはじまらないと奮闘しているのかも。
そうして一生懸命努力を続けているのでしょうか。
毎日もらっているお料理は、喫茶店メニューではなくて
愛情料理なのかしら。
ヒカルちゃんも言葉にしてはいませんが、体でそれがわかってしまっているのかな?
このおいしさは打算と下心だけでは出せないな、
愛なのかな、って気がついてしまって
断りにくくなっているのかも?
春風の愛情が負けていない自信はありましたけど、
もしかしたら相手も真剣なのかもしれないですね。
でもやっぱり、春風は決して負けているなんて思いません。
いつも本気で家族を愛しているって伝えたいな。
ヒカルちゃんのことがとても大事だとわかってほしい。
激しい戦いになるかもしれませんね。
愛情勝負になったら、春風は絶対に譲らないですから!

楽しいクリスマスまで、気がついたらあと一ヶ月を切りました。
もうすぐのような気もするし、まだまだかなって
待ちきれないでそわそわしてしまうかも。
今年も家族みんなで楽しく過ごしたいな。
春風たちのところに、世界で一番素敵なプレゼントが届いた季節。
もしも、毎日この家で奇跡が起こっているとしても
春風は、その話にはなるほどなあってすごく納得しているのですけど
でも、クリスマスは春風には特別なものに感じられます。
今年も、あなたとクリスマスを過ごしたい。
こんなに特別な季節なんですから
何か特別なことがたくさん起こってしまうかもしれません。
王子様がそのつもりなら
クリスマスだし、いいんじゃないでしょうか。
春風に最高のプレゼントをくれたクリスマス。
もうこれ以上欲しいものなんて他にあるわけがないと思っていたの。
あなたがいてくれるから。
でも、
あなたがいてくれるからこそ
今年も、サンタさんにお願いしたいことが
いっぱいあるんです。
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