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春風の偽日記

『遊園地』

春風はいけない子です。

悪い子なんです。
いつも、いつも
なんということを──
考えてしまうのでしょう。
澄んだ心なんて、とても言えないな。
いい子じゃない。
王子様も、そう思っているかしら。

春風は決して、
いつだって笑顔でかわいい子供たちを見守っている
お姉ちゃんという面ばかりではない、
ということを──
王子様はやっぱり、気がついてしまっている?

春風は王子様と出会ってはじめて
この世界に、こんなに愛せる人がいるということを知りました。
それまでの春風の毎日に愛が足りなかったわけでは全然なくて、
愛する家族がいっぱいいる生活がどれほどうれしいものだったのか
春風は知っているはずだったのに。

家族のことを、
こんなに胸が苦しくなるまで愛してしまうなんて
いけない春風。
でも、二人を家族と決めたのは神様なんだから
しょうがないですよね。
悩んでいてもしょうがない。
もう、家族として生まれたからには結婚するものなんだ、と。
そういうふうに結ばれるのが自然なんだ、
他の家はどうかわからないけれど、20人きょうだいなんて人数がいれば
離れられない運命の二人が現れたって何もおかしいことではないんだ、
だといいけれど
本当にそうかなあ?
物思う秋の夜長に
じっくり考えても、なかなか答えは出ない。
愛してしまう気持ちは本人にとってもどうにもならないことなんだから
家族であっても止めようがないし、
いけない春風だとわかっていても、そんなものなんだろうと思うときもあります。
仕方のない気持ちなら、抑えようとする必要なんてないかって。
でも本当に春風が、自分が悪い子だとわかってしまうのは
止められない自然な思いを抱いているときじゃないの。
ちゃんと物事がわかっているいい歳になったのだから
自分勝手なわがままを言い過ぎたりしないほうがいい。
気持ちを聞いてもらえる家族がいてくれて、なんでも話せる春風の家です。
だけど、やりたい放題で人の気持ちも考えないのは違う気がするな。
欲望に際限がないとしても、自制しないといけないな。
限界を知らないなんて、それは愛することだけにしておきたい。
この前の連休の話題で
お友達が彼氏とデートで遊園地に行ったと聞いただけで
すぐ、うらやましいって思ってしまうのは
なんとかしないと。
春風は先週はハロウィンでとっても楽しく過ごしたのだし
連休の間はおうちにいたことは何の不満もなくって
むしろ、愛する王子様が春風と家にいてくれて
ああ、王子様はここをいつも過ごしていたい家だと思ってくれているんだなと
幸せを感じていたくらいなのに。
ときどき用事があって出かけるときにも
春風が帰っていく家は大好きな人がいる場所なんだな、
それに、ここが王子様の帰ってきてくれる家になったんだな、
自由にしていいお休みも、当たり前みたいにほとんど家で過ごしているんだと
春風としてもうれしいことだったのに。
悪い子だから、求めてしまう。
お友達が、混雑しすぎた遊園地のせいで彼氏と気まずくなって
本心ではないやり取りで傷つけあってしまった苦い経験談、
それでもお互いの愛情で
けんかをしていても二人の気持ちを実感するようになっていったこと。
いっぱい遊んだ帰り道で
それぞれの家路に別れていくぎりぎりの場所。
人の少ない通りにある橋の手前で
思いが通じ合ったみたいに
普段はそんなに勇気を出せる女の子じゃないのに
どちらからともなく
誓うようなキスをかわしていたこと。
そんな話を聞きました。
だったら、春風と王子様なら帰る家も同じなんだから
遊園地の帰りにも、キスだけで終わりにはならなくて
その続きもしてしまうのではないでしょうか。
私たちのキスの続きとは、もちろん
そして王子様と女の子はいつまでも幸せに暮らしました、という日々のこと。
もうなっているような気もするけれど
春風は想像してしまいます。
あんなに楽しそうな場所に
もしもあなたと二人で行けたなら。

実際は、楽しい思い出を作りたいなら
どんなところに行くのだって
恋人たちの愛にかかっているという噂です。
まだ経験したことがない、二人だけで行くデート。
王子様に大切な思い出をあげられるかな?
春風にそんなに立派なことができるのかしら?
あなたとならば、試してみたい。
いつもは優しいお姉さんでいられそうな春風を
こんな気持ちにしてしまうのは、あなたしかいない。
あなたと歩きたい場所がたくさんあります。
今よりももっと遊びに行きたいなんて
小さい子たちだってそんなに言わないわがままですね。
しかも、家族みんなと行くのもいいのに
二人でなくては満足できそうにないなんて。

あさっては雨の予報。
土日は、これから本格的に寒くなる季節に備えたり
毛糸のパンツに興味があるみたいで
編み物に挑戦したがる立夏ちゃんを見てあげたい。
どこにも出かける予定はありませんが
春風は穏やかな時間の中で
ただ、ぼんやりとした夢を見続けていると思います。
叶うかどうかわからない夢であっても
いつまでも飽きないで、ずっと。
愛する王子様と、春風が二人でいる夢です。
臆病な春風は、おばけ屋敷では怖くて目が開けられそうもないのに
あなたと行ってみたいと願っている。
わがままばかりが膨らんでいって、
本当なら立派な大人のひとは
どこまで我慢しなければいけないものなんでしょうか?
もう春風はだいぶ大きなお姉さんになっているのに
自分の気持ちを抑えることがどんどんできなくなっていきます。
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