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吹雪の偽日記

『夢』

夢は記憶の再構築だと言われています。
その性質上、実際に体験したことでなければ
夢に見ることはあまりない傾向があります。
ただ、人間の記憶領域は複雑なものであって
期待していることや不安に思っていることなど
まだ体験したことのないはずのことを、
あたかも実際に目の前で繰り広げられた事実のように
生々しく夢に見る。
観月の身長がやけに伸びたような気がしていたら
やはり夢だったということがあります。
観月が早く背を伸ばしたがっているからでしょう。
また、観月だと思ったら実は蛍姉だったということもあります。
こちらは夢ではありません。
巫女服は人気があるようですね。
しかし私はあまり動きやすい服であるとは思えません。
このように、夢を構成する要素は多岐に渡ります。
青空が今朝は何かいい夢を見たが憶えていない、
どんな夢を見ていたか教えてほしいとねだってきても
伝説において特別な力を持つカルデア人ではないので、わかりません。
夕凪姉や観月は、科学で説明できない力を持っている可能性がありますが
今回はどんな力も役に立たないと、早々にさじを投げています。
春風姉は、キミも不思議な力を持っていると主張します。
そうなのですか?
青空の見た夢がわかるでしょうか。
ただひとつ手がかりになりそうなのは、
けさは台風の影響もあって風が強く、
青空はその音で目を覚ましたという証言です。
この点は、風の音におどろいたさくらが早くに起きていたため
目撃していたと、青空の主張を裏付けています。
まさか、恐ろしい風の音でいい夢を見ていたわけではないし
風の音が気にならないほど熟睡していたとも考えられますが
夢を見るのは脳が活動している状態です。
外部も気にならないほど没頭できる夢なのでしょうか?
夕凪姉は、おそらく風の音を回転する機械の音か何かと間違えたと考え
大きな綿菓子を作る夢ではないかと推測しましたが
青空は納得していないようです。
回転する機械の動きは、そのシンプルな動きも一つの魅力を持っています。
安定感があって信頼できる動作のひとつであると言えますが
音が大きいと不安を感じてしまう、と私は考えます。
夕凪姉が想定しているのは、その説明から考えられるのは
大きな音を出す単純に大きな機械であって
それは現実的には開発が困難である巨大な人型ロボットに近いらしい。
そのようなものがあったら
おそろしいことです。
非常に危険です。
もし万が一、町を歩き出したら対処できるのでしょうか?
しかし、どうも巨大な存在に対する年少組の憧れは根強いように感じます。
青空がそのように現実的な安全性を思考の外に置いた夢を見ていたとしたら
価値観の違う私では、いくら推測しても青空を納得させる発想には至らないでしょう。
夢の中では、どのような不自然な状態も受け入れられるものです。
観月が大きくなったり小さくなったり
増えたり減ったりするのも
夢だと気がつけば、何も不思議はありません。
観月は別に増えたいと希望はしていないのに、なぜあのような夢を見たのでしょう?
私の希望も関係していたと考えていいのでしょうか。
家族の人数がさらに増加しても問題ないという考え方があり、
むしろ、それが自然に感じると。

とはいえ、風の音が激しくても朝まで安眠できたのはいいことですね。
昨夜はそれほど雨も風も激しくなかったため、
家族の多くが、思っていたほどではなさそうだとさほどの緊張感もないようすで
部屋に向かった姿を確認しましたが
朝になって、いよいよ台風の影響も強くなってきました。
麗姉は帰宅してから、パソコンで鉄道の状況を確認して
悲鳴をあげたり、むずかしい顔で歩き回ったり
自分がおやつを食べていることも忘れて考え込んでいるようだったり。
その後も、各地で運行が正常に戻っていくのを確認するまで
落ち着かないようでした。
あまり麗姉の実生活に関係する事柄ではないと思うのですが
他の何事も手につかないほどで
台風の被害は非常な関心事だったようですね。
風の音が激しかった明け方ごろに
キミの部屋に何人か向かったと──
朝食の喧騒の途中に、情報の断片が遠くから届きました。
誰の声だったのか、誰が部屋まで行ったのか聞こえなかったのは
風の音よりもにぎやかな朝食の声にまぎれ、
私も特に気にならなかったので、そのまま確認しませんでした。
仮に、家族の関係においてそのような行為が可能であるとしても
私は体質の問題があって、同じ方法で恐怖から逃れることはできないし
それに、どのような問題にも多様な対処法を検討しておくべきであるし──
それに──
私は風が強いくらいで、それほど怖くは感じないのだし。

今朝の台風は、雨よりも風の被害が大きかったようです。
雨の対策に小雨姉が用意していた着替えは、役に立つ機会はありませんでした。
また、星花姉と夕凪姉は期待していましたが
学校は休校になりませんでした。
雨が強い場合は、傘で視界が制限されたり、動きにくくなる不便があります。
このような風の強い日に注意することは
風にあおられたときなどに備えて、周囲を確認することだと思います。
雨と違って、強い風であれば手をふさがれることもないため
いつもと違う通学路にはしゃぐ子供も多く見られます。
少し心配していたのですが
今日は、なんとかユキを強い風から守りたいと
小学生組で相談しあって、陣形を組んで進むようにしたため
浮かれている余裕はなかったようです。
その場の勢いで始まった作戦であり、どこまで効果があったのか正確な判断はできません。
危機に備えようとする態度は望ましいものです。
お互いを思う気持ちは美しいですね。
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