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蛍の偽日記

『青春の日々』

大人になってからでは
決して取り戻すことができない
青春の弾けるような時間。
そのうちの、大きな出来事の一日が
もうすぐ終わろうとしています。

赤組も
白組も──
勝利を目指してたたかう体育祭。
全校が一体となって
駆け抜けた結末は
惜しくも、蛍とお兄ちゃんたち赤組の
敗北で終わりました。

運動の得意なメンバーの多さでは
赤組が優勢だと見られていたんです。
ヒカルちゃんも、まわりの期待に応えて
活躍を重ねました。
でも、白組はどんな展開になっても
あきらめずに、少しでも点を重ねて
チーム全員がひとつになったよう。
一部の生徒を除くとなかなか点を奪えなかった赤組は
少しづつ、だけど確実に点を引き離されて行き
最後の競技となる400メートルリレーが始まる寸前、
ついに逆転不可能な点差が開き、勝負が決まりました。
赤組みんな、
力が及ばなかった物足りなさと
全力で戦えたすがすがしさで
とまどっていた様子。
どこか落ち着かないような。
そんな中で、ヒカルちゃんは
負けが決まっていても
応援に来てくれた家族に
気が抜けた走りは見せたくない。
最後まで本気で走りたいと言ってくれました。
負けがわかっていても全力で走るのが
あるべきスポーツマンのかたちだって。
次の戦いに向けて体調を維持するような
プロの仕事はあるとしても
自分はただ一人の人間として
後のことも何も考えないで
ただ、受け取ったバトンをゴールへ届けるために走る。
リレーの前、
励ますように
ヒカルちゃんは春風ちゃんと蛍につぶやいて
グラウンドに向かいました。
全校生徒と、たくさんの家族たちと
ずっと一生懸命応援してくれた私たちの家族の
みんなが見守る中、
ホタの大事なお兄ちゃんとヒカルちゃんが走り抜きました。
全力を尽くして、ゴールの後に言葉も出なくなるほど走りきった
最後の競技が終わりました。
私たち、
家族にいいところ、見せられたかな。
麗ちゃんも、ぶらり途中下車の旅をあきらめてまで
応援に来てくれたのだもの。
それに、朝ごはんは春風ちゃんと蛍の
敵に勝つ!
特製カツサンドを用意して
赤組も白組も仲良くテーブルを囲んで一緒に勝つサンドをほおばる光景に
本当に、どちらも勝てればいいのになんて無茶なことを考えていたけれど。
お昼のお弁当は、海晴お姉ちゃんが指導して
小学生のみんなが作ったお弁当。
きっとこちらも全力の20人分です。
家族の愛情は決して貸し借りではないとわかっていても
体育祭でがんばることで、どうしても応えたいと思ったの。
蛍たちは負けてしまったけれど
勝ち負けだけじゃなく、蛍もヒカルちゃんたちみたいにかっこよかったでしょうか。
そして、見事に勝利をつかんだ
霙お姉ちゃん、氷柱ちゃん、立夏ちゃん。
悔しいけれど
強かったね!
祝福を伝えたいです。
それにしても、へとへとに疲れたね。
たぶんこんなに本気で走るなんて、大人になったらもうないよ。
全力の一日でした。
後になって、ヒカルちゃんから
もう負けが決まっているからかえってプレッシャーを感じないで走れたと
みもふたもないことを教えてもらったのも
ただお兄ちゃんから渡されるバトンだから、本気で走りたかったと
そんな打ち明け話も体育祭の思い出。
あんなに盛り上がった学校のみんなにも
これだけは教えられない
蛍の体育祭が過ぎていきました。

でもまだ、学園祭は終わっていない。
明日は文化祭。

お兄ちゃんは文化祭の準備
もう終わりましたか?
ホタは実はまだなんです。
氷柱ちゃんに聞かれたら
怒られちゃう!
ここだけの話にしてください。

蛍は計画性が足りないんです。

試作品も含めて
たくさんの衣装、
たくさんの料理。
製作は、クラスの得意な子たちが何人も担当するので
蛍一人の負担は実は大したことはないの。
でも、クラスの子のサイズ計測に忙しくて
自分のサイズは、春の身体測定に合わせて作ったら
できあがりの衣装は、思いがけなく袖が突っ張る事態に。
まさかそんな、
ちょっとくらい太った場合に備えて
横幅は余裕を意識して仕上げたのに
改めて図りなおしてみたら
まさかこの歳になって背が伸びていたとは。
半年間で3センチの飛躍です。
犬のおまわりさんは少しくらいのサイズの違いも問題ないけれど
時間限定シークレットの予定だった
おさるのくのいちは
袖までぴったり合わないとサマにならないのに。
よりによってなんと直しにくい衣装を選んでしまったのか。

体育祭に真剣になって
疲労困憊のこんな状態で
夜になってから手直しするなんて
かなり無理があると、
理性で判断する前にもう体が知っている。
明日の接客も笑顔を絶やさず大変なんだとわかっている。
でも、ちょっと手直ししたくらいでうまく仕上がるかどうか分からないけど
時間を決めて、せめて自分の気が済むまで試したいと
クラスの子に相談したら
それはどう見てもフラグだって反対されました。
気がついたら窓から日が差して
ちゅんちゅん鳴き声が聞こえている朝が
決定してしまうフラグ。
蛍も分かっています。
文化祭も、リレーと同じで
参加する全員で作るものなんだから
蛍一人が自分の都合で無理をして
バトンをとり落としたら情けない。
そんなふうに迷っていたら、
もしも蛍が甘えられる
本当に信頼できる相手が家族にいてくれるなら
その人に相談して、時間を区切ったらいいって。
必ず約束を守ってくれるという期待ではなくて
約束が守られなかったとしても
相談したところで、早く寝るように諭してもらうだけだったとしても
絶対に相手のせいにしないで、その人を信頼していられる。
どんな結果になっても、自分の気持ちが変わることのないくらい
心から信頼している相手が家族にいると思えたら
任せてもいいんじゃないかと
今日の体育祭の蛍と家族たちの様子だと、それもありかもしれないと
友達が言ってくれました。
お兄ちゃん、体育祭でどんなに疲れているのかよく知っています。
もしもお兄ちゃんが0時にまだ起きていたらでいいんです。
そのとき、蛍がまだ裁縫の作業中だったら
もう寝る時間だと教えてくれますか。
お兄ちゃんがもしその時に近くにいてくれるなら
こんな小さな維持を張るのも
あきらめられると思う。

明日は午前中に、体育館でクラス発表の鑑賞。
お兄ちゃんとヒカルちゃんの劇と
立夏ちゃんの創作ダンスが本番です。
見るだけの蛍まで緊張してきちゃう。
お兄ちゃんは、緊張しすぎないでね。
緊張してしまったら、手のひらに人です。
ヒカルちゃんにも教えてあげてね。
蛍たちのクラスの喫茶店はその後、
体育館で軽音楽などの自由発表が始まってからなので
午前11時の開店です。
たくさんの人に来て欲しくて、メニューも豊富でおねだんおとく。
なぜかお子様ランチだけでも2種類も用意しました。
気に入ってもらえるようにがんばるから
ぜひ一度足を運んでみてください。
そういえば、氷柱ちゃんは家族のみんなに
つまらないから自分のクラスの展示発表には来なくていいと
必死で伝えているの。
本当に行かないほうがいいのでしょうか?
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