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観月の偽日記

『しづけさや』

いわにしみいる
せみのこえ。

詠み人知らず。

うそじゃ。

松尾芭蕉の句じゃ。
蝉が鳴くのに閑とは
どういうことかの?
今日もうるさく鳴いておった。
まだ、ずいぶんいるものじゃ。
秋の気配がしたと思っても
しぶとく根性を見せて鳴いている。
真夏の間は
この暑いのによくやると
そんなに気にしていなかったが
今くらいになると、感心してしまうの。
暑い日を見つけたら
ここぞとばかりに飛び出して
今を逃してはならぬと、いっぱいに声を張り上げる。
お仕事でしているのか?
それとも、お楽しみか?
聞いても答えは戻って来ぬが
確かに、セミ達にとっては今しかできないこと。
この騒々しさも、まもなくいったん幕を下ろして
しばらくは聞けなくなる。
惜しいの。
そんな物思いも関係なく
力いっぱいにわめきたてている。
わらわも、暑さのせいもあって
だんだんどうでもよくなってくるというか
細かいことはどこかに飛んで行って
しみじみしている気分でもなくなってくる。
ふー。
夏はまだまだ盛りじゃの。
西瓜や桃はもう見かけることも少ないが
甘い葡萄は八百屋さんに並んでおる。
もう少しの間は、アイスもおいしくいただけそうじゃな。
気持ちまで夏に逆戻りしてしまうのも
強烈な蝉の声のためかも知れぬ。
元気なのは、いいことじゃ。
大声を出すことにかけては
我が家のみんなと競っても、負けてはおらぬ。
とは、言い過ぎか。
子供の声のほうが、さすがに大きいからな。
戻ってきた夏に喜ぶのは、蝉ばかりではない。
もう水着とビニールプールは仕舞い込んだが
薄着はまだ健在。
夏服の組み合わせに挑戦を続けて
大胆な心地、
目にも華やか。
おっとり上品な秋色の重ね着は、
あまりにもぎらぎらした太陽の下では脱ぎ捨てたい。
炎天下の着こなしは
あたかも孔雀か極楽鳥か?
原色の毎日じゃ。
水分補給も気をつけて
塩分、ミネラルをしっかりとって
子供はお外に飛び出して
夢中で汗をかく。
たまのそよ風が、心なしか涼しくなってきたのも気持ち良く
自然の一部に戻る小さき子たち。
わらわもまた、
お外遊びのときに選ぶ袴は、短め。
ぽっくりよりも、運動靴。
脱げたり鼻緒が切れる心配もなく
球蹴りに興じる日であった。
家の中で着替える緋袴は
神聖な衣装ゆえ、伝統を守っていきたいと
わらわには少々大きい、お姉さん向きのもの。
すぐに背も伸びるから、ちょうどよいであろう。
夏の間は、暑くて身に着けるのも難しかったことだし。
やはり正装は気が引き締まるの。
と、着替えたら
今の時期でもそれは暑いんじゃないのかと
注目を浴びた。
蛍姉じゃは、裾をあげるならすぐできるとのことじゃ。
背が伸びたらまた元に戻せるからと。
暑いのはその通りじゃ。
伝統というならば5歳の巫女もあまりいないであろうし
運動の秋で動き回る機会が増えるのは、
着替えるからまあよいか。
家の中で走り回ったら怒られるからの。
この裾では、よほどおしとやかにしていても転ぶ恐れがある。
見ていてハラハラするそうな。
わらわの美しいかんばせに、転んで傷がついてしまったら
兄じゃも悲しいであろ。
なんてな。
ふふふ。
明日は、お休み。
手が空いたときに裾をあげてもらえるというぞ。
遅ればせながら、この夏、一味違う涼しげな観月のお目見えじゃ。
楽しみにしておれよ。
蛍姉じゃも文化祭のお仕事がたくさんあるところに
ありがたいの、
何やら考え込んでいるようでもあった。
きつねと言えば巫女も似合う。
悩ましい、きつねめ!
などと。
兄じゃもお休みか?
ヒカル姉じゃは、演劇と体育祭に向けて
なるべく体を鍛えておきたいという。
三連休は台風が近づいて
あいにくの雨の予報ではあるが
兄じゃもヒカル姉じゃも、そんな天気では出かけられぬし
ごようもないであろ?
わらわも、腹筋の時に足を持つなどするので
仲良く筋トレをするのが吉じゃ。
マリー姉じゃと二人がかりで
兄じゃを押さえ込めば
体重がつりあうくらいになって
ちょうどよく腹筋ができる程度には
わらわも大きくなったぞ。
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