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吹雪の偽日記

『メリーゴーランド』

新学期が始まりました。
私は今年から、小学2年生です。

国語、算数、
理科、社会、
体育──
そして給食。
すでに知識のある分野も
そうでない分野も、豊富です。
もらったばかりの新しい教科書を開くと、
これから一年、この教科書を友として
未知の世界に歩み出すのだと実感します。

正直なところ、
知っているのにまた学習する義務は億劫です。
興味深いことは多く、世界は限界なく広い。
知れば知るほど、新しい謎を発見し
また私の庭は広がっていく。
なぜだろう、
なぜだろう、
どうなっているのだろう。
その疑問に、小学校の教育が答えられるとは思えません。

しかし、不満を言っても仕方がない。
それよりも、今は、私の兄と姉たちがみな経験したという
小学校そのものに興味を覚えます。
同じ教育を受けて、なぜこれほどまでに
異なる個性を形成したのか。
私と一生を共に過ごすこの特別に興味深いもの、
家族、
そのひとりひとりを現在まで育てることについて
いかなる役割を果たしたのか。
それは文部省の学習指導要領によるものか、
あるいは、そこで過ごした別のことに意味があるのか。

キミはどのような小学校生活を送ったのですか?
男子は、幼い時期はたいてい無茶をすると聞きます。
何かしましたか?
無知と野生の衝動に駆られるまま
危険なこと、非道徳的なこと、
家族に話せないことをしましたか?
疑問です。非常に考えにくい。
いけない経験によって、好意的かつ一般的と思える人格が育まれるものなのか。
何があったとしても、小学生時代のこと。
今のキミへの評価を変えることはないので
正確に、全ての情報を公開することを望みます。
必要なデータです。
去年は、私のクラスでスカートめくりが流行しました。
不愉快な行為です。
あれは良くないことです。
いけません。
ただ、知識欲を止められない気持ちは分かります。
過激であるということはつまり、密度が濃厚な交流手段のひとつでもあります。
しかし、同意を得ないでしてはいけません。
そもそも、同意を得ても、そんなことをしてはだめです。
私たちは小学生なのですから。
いえ、大人になれば同意を得た上で可能な行為なのか、それは知りませんが。
とにかく、小学生が控えるべき反社会的行為です。
私は家族から学んだ経験によって
まずは話して聞かせること、
相手の気持ちになるべきと私たちが学ぶように、
相手にも私の気持ちを想像するよう、促しました。
気分を害していたため、冷静な口調ではなかったかもしれません。
気持ちをわかってもらえるようにと心がけて伝えた、というか
説教した結果、
叱った本人だけでなく、かつて被害にあった周りの生徒たちからも
あねご!
あねご肌だ!
と、慕われるようになりました。
あねごは、面倒見がいいのだそうです。
そうでしょうか?
私は家族の中でも、好んで人に干渉するほうではないと考えます。
学校を基準とした生活集団では違うのでしょうか。
快適だとか、自分に都合が良いばかりでもありませんが
発見も多い、実りある小学校生活です。
今年から2年生に進級し、
学校生活において、名実共におねえさんとなります。
また学ぶことも多いでしょう。

キミはスカートめくりをしたことがありますか?
とても困る行為なので、なるべく避けてもらえたら助かります。
どうしてもと言うのであれば、家族のことでもあるので、真剣に考えます。
考えるというのは、許可するという意味ではありません。
その行為がどのような意図から出ているかを観測し、
他人では許せないことも許し、
なるべくなら、よい交流ができるようにしたい。
愛することは理解であると霙姉は以前に言っていましたが、
そうなのでしょうか?
私はキミを知りたいと思います。
現時点では、何よりも好奇心を刺激される存在です。
愛なのでしょうか?
あるいは、知識欲?
男子がスカートの中身を知りたがるように?
不快なら言ってください。
これが許されない行為だとしたら、別の手段を探します。
学校では教えてくれないかもしれませんが。

大人になるために、小学校が必要であると考えられているようです。
毎日の学習で得られたことを大事にしようと思います。
学校が始まる前、
名残惜しい春休みの終わりに、
立夏姉たちは、買い溜めたおやつの食べおさめをしたそうです。
私も参加しました。
春休みはやはり特別な時間であったと、寂しさを感じたからです。
これまでにも何度か経験した、隙間風が吹くような大事な日々の終わり。
終わって、また始まって、次の終わりに通過する場所は
また同じなのか、それとも──
なるべく控えめに参加していたのが私と麗姉の二人。
なのに麗姉は、久々に袖を通す制服が
少々きつかったためにショックを受けていたようです。
しかし、成長することは止められないし、歓迎すべきこと。
私は、
大きくなれませんでした。
もう少し、暴飲暴食を、
いえ、成長期を待つことにします。
大人になったら海晴姉の後を継いでお天気お姉さんになって欲しいと
期待されています。
霙姉は、私が生徒会長になったら面白いだろうと言っています。
面白いとは、どういう意味の面白さでしょう?
これは期待されているのか、からかわれているのか。
キミは私に、どんな未来を期待しますか?
真剣に考えます。
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