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ヒカルの偽日記

『報酬』

麗が健康に気を使って
舐めているプロポリス。
この季節になると、
のどかな陽気で気持ちが緩んだり
変わっていくことが多くてそれどころじゃなかったりして
忘れているときもよくある。
麗は電車みたいに正確に行動を決めて動くのが望みだけど
もちろん小学生だし、なかなか予定通りにはいかないみたい。
あと、健康のためには
好き嫌いを直すのも重要な気がする。
それから、毎日のトレーニングで体を鍛えるのもいい。
ともあれ、健康に気を使うのはいいことだ。
立夏にも少し見習わせたいな。
でも、立夏はあれがあの子らしいんだから、いいかもしれない。
麗も立夏も、ずいぶん性格は違うけれど
みんなかわいい私の妹だ。
麗よりも小さい子たちや立夏は、
プロポリスなんて苦いものをどうして?
と、首をひねっているけれど
そういえば似たようなことを私も言われる気がする。
どうして、苦しい思いをわざわざ?
毎日きっちり、あんなに大変なトレーニングをするなんて。

プロポリスが苦くても、健康にいいならあまり気にならないのと同じで
私が走る理由は、たくさんのものが報酬になるからなんだろう。
体を動かすのは楽しいし、
強い体を作れる。
もしかして、家族みんなを守れるようになりたいから
続けられたのか、と思ったこともあるけど
オマエがいて、だんだん家族を任せられるようになっても
私は好きで走っている。
オマエはまだまだ頼りないときもあるから、それで鍛えたりないのかな。
この時期は、年度末だから道路工事が増えて
通らないほうがいい場所をよく見かける。
せっかくだし、朝のジョギングのコースを、
そのときの気分で少し変えたりする。
暖かくなってきて、なんだか浮き浮きして
新しいコースを開拓してみたいのかも。
普段は横目で通り過ぎる脇道。
気になっていたところも、そうでないところも
道がありそうだと覗いてみると
小さい頃に冒険したかすかな記憶のある見慣れた風景や、
覚えているところがあっても、工事で変化した道なんかが見つかる。
当然と思って繰り返す習慣に、少しだけ新鮮な風が吹く。
意外な狭い横道から自転車が顔を出して、ぎょっとしたり。
狭い道、そんな路線があることも知らなかったバスが、ゆっくり進む後ろを
カルガモの親子みたいに何台も車が連なってついていく。
あんなふうにゆっくりした風景が、なんとなくほのぼの思えるのは
穏やかに暖かくなって、過ごしやすくなったこの季節だからだろうか?
のどがかわいたとき、初めての自動販売機、目を引く色合いを見つけて
そこでは、あたたかい飲み物が減って
つめたい青のマークがやけに目立っていることに気づく。
まだ微妙な頃合なんだなと、機械が迷っているみたいでちょっとかわいく思える。
その変化が日に日に、自然に思えるようになる気温。
白と薄桃の景色を通り過ぎることも、少し前からは日常的な風景になっている。
自分ではどうにもならないことで変わっていく環境に、落ち着かない感じがして、
でもなぜか新しいことに挑戦してみたくなる、わけのわからない感覚。
これが、春が来たってことなのかな?
オマエも何か始めるつもりなら、
毎朝のジョギングに連れていってやろうか。
春休みも待っているし、健康的な習慣に興味があったら
気軽に始められるタイミングだ。
麗も一緒に連れ出してみようかな。
さわやかな季節を全身で感じられて、
体にいいことは請け合いだ。
鍛えていると、電車に乗るよりちょっと歩いてみるかってなるけど
そうなるのは麗は歓迎しないかもしれないな?
まあいいか、こういうのは、参加してみて損はないことだ。
オマエの意見はどうだろう。
運動能力に関しては、私は家では少数派。
体を動かすのはいいことだとわかっていても
毎日がっつり鍛えるのは大変だと思うほうなのか?
人間は、動き回っているほうが自然だって気がするから
私は何も苦にならないんだけどな。
パワーあふれる子供たちに付き合っているから、そんなふうになるのか。
だけど、頭を空っぽにしてぼーっとしているのも嫌いじゃないな。
オマエがこの家に来てからだろうか。
オマエは、わりと動じないほうだもんな。
のんびりしているっていうか。
うちみたいな大家族に馴染むのも早かったし、大物なのかな?
どうも私は周りに影響されやすいのかもしれない。
もし誘われたら、細かいことを忘れて、ゆっくりしていそう。
なるようになると、身を任せて。
時にはそれも私の自然な姿なんだと受け入れるんだろう。
それはともかく、明日からも走るのは変わらない。
オマエがジョギングに参加するきっかけがつかめないって迷うなら
私みたいにうれしいことがたくさんあれば
自然に続けていけるようになるのかな。
私はただ、走っているだけで満足だし
これ以上を求めようとも思わない。
でも、オマエと一緒に行けたらと誘いたくなるのは、
もっと楽しいかもしれないって予感がするからなのか。
欲張りなんだろうか。
私がこんなに楽しくいられるように
オマエもそうであればいいなと思っている。
もし、走る喜びを感じてみたいならぜひ協力したいんだ。
最初の一回くらいなら、自動販売機のジュースをおごってあげてもいいよ。
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