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海晴の偽日記

『赤ちゃん』

かわいいあーちゃん。
ほら、何か言ってる!
なぁに?
お兄ちゃんのことが気になるのかな?
のぼりたいみたい。
そうか、そうか。
そうだよねえ。
私が赤ちゃんで、こんなに立派なお兄ちゃんがいたら
くっついて離れたくない、
遊んで欲しくて仕方ないだろうし。
そこに、
お兄ちゃんがいるから!
登山家にもなるわよね。
でも、
海晴はもうずいぶん大きくて、
お姉ちゃんとしては、だいぶベテラン。
弟くんを困らせてまで、登頂を目指すことはできないし。
まあ、そんなことをしなくても
他にも愛情表現の手段はたくさんあるか。
してあげたいこと、
ひざまくら。
してみたいこと、
星の観察。
彗星も来るし。
それから、
編み物は、ついに今年も
間に合わないうちに春が来てしまって──
来年にはまた大きくなってるキミにはあげられないね。
男の子用のデザインで作ったけど、
来年の冬までに完成させて
麗ちゃんにあげようかな?
あんまりヒラヒラ女の子らしいものが好きじゃないみたいだし。
お兄ちゃん用に作っていたものだと知ったら、
受け取ってくれなくなるかしら。
まだ小さい女の子の気持ち、
どうなのかしら。
私も、小さいときがあったはずなのに──
なんでだろう、よく覚えていないなんて。
あのときに、頼りになるお兄ちゃんがいたら
喜んでお下がりをもらっていたのかな。
繊細な時期だから、気を悪くするかも。
ずいぶん変わってしまったようで、
もう戻れないあの頃。
なんだか、今この瞬間にきらきら輝いている真っ最中の妹たちが
まぶしくて、うらやましい。
あの頃と変わらないのは、
編み物がいつも途中になってしまうこと。
大人になってもこのままなんて、思ってなかったなあ……
あの時、あこがれていたお姉さんたちみたいに
私もなれるかな、と夢を見ていた頃。
いま、憧れのお天気キャスターの先輩たちと親しくなって
ありがたいことに、指導してもらえる立場になって
追いかけていて、わかったこと。
憧れのお姉さんたちも、
意外としっかりしていないの。
本番にまったくNGを出すこともなく、
どんなトラブルも冷静に対処する先輩も、
お酒を飲むとかわいかったり
部屋を片付けるのが苦手だったり
後輩に厳しすぎるせいで怖がられて悩んでいたり
それに、トラブルが起きても冷静だって尊敬して見ていたら
本番の後で、超焦っちゃったって汗びっしょりになっている。
先輩たちも完璧じゃない。
それでも、長い間勤めて責任ある立場になる。
結婚してお母さんにもなる。
私も、なれると思う?
今のまま、うっかりしがちで
頼りなくても。
こんなにかわいい赤ちゃんを授かって
育てられるのかな?
きっと、たくさんの人に愛情をもらって
助けてもらわないと無理だよね。
私もまだまだひよっこ、
あーちゃんといっしょだね!
とはいえ、違うところもあって
あーちゃんが大きくなるのを待って、同じ時期に赤ちゃんを産むわけには
いかないと思うのよね。
ねえ、キミの意見も聞いてみたいんだけど
例えば、春風ちゃんが赤ちゃんを欲しがっているとして、
いつくらいになったら、問題なく結婚していい時期だと思う?
やっぱり、学校を卒業して、一人前の社会人になって
仕事をきっちりこなせるようになって、
かっこいい一人の大人の女性として
やっていける自信がついたとき?
家族に助けられて成長して、
社会に出てたくさんの人と真剣に向き合い、
信頼されるようになって
子供を育てる支度が整ったとき──
まだ未熟なところも足りないところもたくさんあるけれど
誰でも当たり前にそうなんだ、と納得して
その上でやっていくことができるような
大人になったとき。
まだ遠い目標だけど、
そうなるのは、私が姉妹で一番早いかもしれない。
もし私が、結婚相手の候補になれた時。
姉妹で誰よりも一番早く、愛する人に気持ちを伝えて
応えてもらってもいい?
後から追いかけてくる、できのいい妹たちに
追い抜かれないようにがんばるね。
できのいい子ばかりじゃないって意見もあるだろうけど、
みんな素敵なところがあるから、油断できないし。
世界的な活躍をしているフィギュアスケートの選手たちが
16歳、17歳の若さでしょう。
年下であんなに活躍している人たちを見ると──
すぐ追い抜かれてしまいそう! って慌ててしまう。
でも、慌てたからって急に成長するとは限らない。
世界のトップだって、すぐ結婚できるわけじゃないし
きっと、こんなにかわいい赤ちゃんを育てられるわけじゃないもんね。
大丈夫、私も負けていないところがある。
……と思う。
仕事をがんばって、番組の人たちにも信頼されてきている。
といいな。
まだだめかな、まだ全然、自分のことだけで精一杯。
番組を協力して作っている人たちに気を使えることも少ないし。
年下の子より、全然余裕がない。
お姉ちゃんも、もうちょっとしっかりしないといけないの。
こんな頼りないお姉ちゃんを
応援してね、あーちゃん。
私一人ではできないことがたくさんあるの。
できたら助けてくれると嬉しいな、
私の信頼している弟クン。
そのかわり
キミが弱気なときには、
何があっても助けに駆けつけてあげるから。
いつか、人生を共にしたいと思ってもらえるように。
キミに、そんなふうに。
いったい、いつのことになるんだろうね?
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