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19人バレンタイン偽日記

結局、バレンタインには他にやりたいことも特になかったということで、全員分書いてみました。

・海晴
私だって、
まだ十代だし。

とうが立ってるとは
言えない気がするのよね。

そう思わない?
でしょう?

だからまだまだ、
バレンタインは
恋人気分で過ごしたい、
そんな時だってあるわよ?

みんなのまとめ役とか、それだけじゃつまらないっていうか、
でも、この立場も、それはそれでおいしいかな?

というわけで、
このチョコレートは──

姉妹いっぱいのこの家で
いつも立派な長男をがんばっている
キミへの感謝の気持ちと、

これからも一緒に過ごしていく
家族の一員に、
この機会だからということで
これからもよろしくの気持ちと、

それから、
かっこよくてやさしくて
何をしても好きな気持ちが溢れてしまう
大好きな男の子に
どうしても伝えたい
愛しているの気持ち。

今日くらいは恋人気分っていうか、
ううん、
世界中のどんな恋人たちにも負けない
キミへの強い愛を
込めました。

大好きです。
これからも、私の愛は
永遠にあなただけのものよ。

たまには私だって、
こういうのも似合うと思わない?
実は普段から結構真剣なんだし。
愛する気持ちは、いつもそうなのよ。



・霙

全ては塵になり、
消え去っていく。
滅びまでの時間をどのように過ごそうと、
決して逃れられない結末だ。

オマエは、滅びに向かう日々を
どう生きる?

私は、
全てを受け入れ、
快楽に身を任せ、
なるようになると思って、
あるがままに
生きようとしている。

だから、家族たちが思いのままに生きることを
止める理由はない。
むしろ楽しい。
見ていてかなり楽しい。

オマエは今年もずいぶん
振り回されているようだな。
いいことだ。
全てが塵になるまでに
経験しておけるだけのことをしておくというのも
また一つの正しい選択だ。
私は止めない。
どちらかというと、推奨する。
どんどんやってしまえと思う。
無責任なのではない。
そもそも、責任というものが塵に等しいだけだ。

では、私もこの一日に
ひとつの混沌をもたらそうと思う。
果たしてこれが
滅びへの抵抗なのか、
破滅を受け入れ
あるがままに過ごすことなのか、
正しいことなのか、そうでないのか──
私には分からないし、答えを求めるつもりもない。

オマエが探求したいと思うなら、
全てが塵になる前に
答えが出る可能性も
少しは残るのだろう。

チョコレートの匂いのする花だそうだ。
あまり今日一日が甘すぎると、
こういうのもいいだろう?

私は、普段から甘いほうが好みだからな。
それから、もう少し和風だとなおいいな。



・春風

王子様の夢は何ですか?

立派な大人になって、
なんでもできるようになること?

やりがいのある仕事に就いて
一生懸命働くこと?

かわいいお嫁さんをもらって
幸せに暮らすこと?

それとも──
私が考えたこともない
立派な夢があるんでしょうか?

春風の大事なことは、
春風の一番かなえたい
ささやかな夢は、
王子様から見たら
ちっぽけでつまらないものかもしれません。

でも春風は、
この夢が止まらなくて、
いつも全力で追いかけているつもりです。

叶うかどうかも分からないけど、
何があっても、これからどれだけ時が過ぎても
変わらない夢だと思います。

春風のいちばん大事なことは、たぶん
チョコを受け取ってもらうことではありません。
胸の奥のこの思いを知ってもらうことでもないし、
本当は、王子様に愛してもらうことでもないのかも。

春風はあなたを支えるために全てを投げ出し、
あなたを幸せにするために
何もかも犠牲にする覚悟です。
あなたをいつまでも愛し続けて
報われても、報われなくても
決して変わらず、永遠の愛を捧げると
ここに誓います。

でもなるべくなら、
王子様に私の気持ちを知って欲しいし、
王子様に愛して欲しいです。

春風の気持ちを込めたチョコが
王子様を虜にできますように!



・ヒカル

うん。
大変だったよ……

あれは職人芸だと思う。
我が家には、あんなにたくさんの職人がいたんだな。
大きいのから、ちいさいのまで。
上手なやつから、微妙なのまで。
かわいいのから、小生意気なやつまで。
いや、みんなかわいいかもしれないな。
私は、ちょっと──
微妙なタイプのほうだ。

長い時間、一緒にいる家族だけど。
私が自分の好きに過ごしている間に、
みんなずいぶんいろいろな技を見に付けて、
成長していたんだ。

なんだか、
取り残されたような気分なんだろうか?
自分が一人になったようで
ちょっと寂しいけど──
でも、よく知っている家族の
あまり知らないかっこいい面を知ることは
とてもよかった。

変な感想だけど、
バレンタインに感謝だ。

本当に、
感謝だらけのバレンタインになった気がするな。

春風にはずいぶん世話になった。
あいつの根気がなかったら
私のチョコはこんな感じにもならなくて
もっとこう──
詳しい話は春風に聞くといい。
キッチンで練習していた子たちも、
話してくれると思うよ。
あいつらとは、ずいぶん笑いあったもんだ。

けど、
どんなにうまくいかなくても
やめようって気にはなぜかならなかった。

あいつらみんながいてくれたからな。
それに、オマエも待ってるだろうと思って。

時間はかかったけどようやく、
まあまあのものができた。
春風も褒めてくれたし。
でも、本当はそんなにたいしたものじゃないんだ。
もっといいものをやりたいけど、そのつもりならもっと特訓しないと。

なんだかんだで、
私は努力するのが好きなのかもしれないな。
なるべく体を動かすジャンルのほうが得意だけどな。
お菓子つくりは結構重労働だったけど、
しばらくは休みたい気持ちも、正直あるかも。

ほら、あげる。
春風の上手なラッピングがいい感じにごまかしてくれた。
ちょっと形が悪いけど、一応手作りチョコレート。
これが一番うまくできたやつだ。

・蛍

お兄ちゃん!
覚悟してくださいね!

なーんて言わなくても、
お兄ちゃんはホタの料理を
普段から喜んで食べていてくれますもんね。

ちょっと挑戦的なメニューで
蛍もおっかなびっくりしているところです。

もともとメインにするつもりはなかったんだけど、
流しチョコは残念でしたね。
すぐ固まってしまって──予想外でした。
でも、意外とみんな盛り上がってくれて
良かったです!
気がついたけど、わりとチョコフォンデュみたいで
順当な感じの味になったでしょうか?

ホタね、お兄ちゃんにはおなかいっぱい食べてもらいたいし、
やっぱり、主食と合わせたらいいと思うんですけど、
ご飯とチョコの相性はもう一工夫欲しいし、
パンだと軽食みたいになるし、
麺類もどうしてもチョコのイメージからか
軽食っぽいレシピしか見つからないんです。
シェフの人たちは、チョコを何だと思ってるんでしょう!
チョコの気持ちを考えたことがあるのかって思っちゃいます!
愛を伝えるために、こんなにがんばってくれているチョコレート。
恋する女の子に勇気をくれる、あの頼もしいチョコレート。
震えそうな恋心を支える、たった一つの頼り。
大事な日に気持ちを伝えたいこんな女の子がいるって、
それほど特別なことではないと思うんですけど──

そういうわけで、どうでしたか!
いろいろ作ったけど、気に入ったものはありましたか?
特にチーズと相性が良かったかな?
お兄ちゃんのおなかを満足させるために、
ホタはどんな時も手を抜かないで
料理に愛情を込めていきます!



・氷柱

チョコレートなんて
あげるつもりはないわよ。

あなたも薄々は
予想していた通りでしょう?
それとも、そんなにチョコが欲しい?

じゃあ、チョコが欲しいって言えばいいじゃない。

それから、
バレンタインなんだし、
好きな人からチョコをもらうわけなんだから、
私のことが好きって言ってみる?
私があなたみたいな卑しい下僕を
対等な立場で好きになることはないけれど、
バレンタインだし、
死ぬ気でおねだりすれば、
少しはご主人様にも慈愛の気持ちが芽生えるかもしれないわ。

ま、多少の努力をしたくらいじゃ
あなたはまだ全然チョコを受け取る資格はないわね。

うん。

不合格!

思っていた以上に
情けない下僕ね!

使えない!

もはや見るに耐えないし、
仕方ないから、
同情のつもりでこのチョコはあげるわ。

まあ、今日はともかく、
家族みんなの下僕家業を
生まれたときから定められたとおり、
少しはがんばってるもんね。

来年は、
もう少しスマートにおねだりできるように
なりなさいよ。



・立夏

オニーチャン!
バレンタインプレゼントだヨ!

リカのすべてをあげる!

さあ、
唇をうばってネ!
もっと過激なこともしてネ!

バレンタインだもん!
しょうがないよね!
当たり前、当たり前。

というわけで、
ジャーン!
できたよ!
できちゃった!

立夏の手作り、
すごいおいしそうでしょ?
いやあ、自分で言うのもなんだけど、
この艶を出すのは、春風おねーちゃんたちにも無理だね。
バレンタインが起こした奇跡だよ!
どう? 褒めて!
いっぱい言って!
多少のひいきを込みで言って!
リカのチョコが一番おいしそうだって!

食べたら、
チョーおいしいって言ってね。
立夏のファイトを頭に入れた上で言ってね。
生まれてから今まで一度も食べたことがないおいしさって言ってね。
思わずリカのことも食べたくなっちゃうって言ってね。
二人の日ごろからの強い愛を思い出して言ってね。
愛の記念日だって言ってね。
これからも一緒にたくさん愛の記念日を過ごそうね。

まだ食べたりないときは
もう体のかなりの部分がだいぶチョコでできている
リカを食べちゃってネ。



・小雨

小雨の
チョコレート作りは、
もちろん──
失敗しました。

もうこんなところではひっかからないと思っていた
ありがちな罠を
次から次へと踏み続け、
気がついたらすでに、
この時間。

緊張のあまり
小雨の体が小雨でないようで──
だらしない小雨には
やっぱり無理でした。

いつも弱気な小雨が
大好きな人に気持ちを伝えられるチャンスは
この日以外にないって
だからがんばろうって思っていたのに──

お兄ちゃん、
これから小雨が作るチョコは
もうバレンタインのチョコではなくなってしまいました。

家族みんなが
バレンタインに込めた思いなんて
もう、この小雨のチョコには宿らないと思います。
もしうまくいっていたとしても、
みんなほどうまく伝えることはできなかったけど、
それ以前の話だったんです。

小雨のチョコがお兄ちゃんに届くのは
明日以降。
それじゃダメですよね。
でも、ダメな小雨だけど
もう一度作ってみたいんです。
ううん、もう一度っていうか、
蛍お姉ちゃんたちからも
まだ作っていいって言ってもらえたし、
いつまでも成功しないかもしれないけど、
もう少しやってみます。

バレンタインを過ぎてしまって
お兄ちゃんにどれだけ気持ちを伝えられるかわからないけど、
小雨のチョコレートは
もう少しの間、お兄ちゃんを思って作ります。

引っ込み思案の小雨なのに
こんなふうに根気が続くなんてちょっと不思議ですけど。
なんでだろう?
お兄ちゃんに食べてもらいたいって思うと
元気が出るようです。

うまくできたら、
食べてもらえるでしょうか?



・麗

バレンタインは嫌い。
家の中がムンムンしてるし。

チョコをあげるのも、
なんか納得いかないなあ、
気が進まないなあ、
って
そもそもあなたが来た
最初から思っていたわ。

別に、あなたは男にしてはマシな気もするし、お世話にもなってるけど。
でも、チョコレートをあげるのは違うんじゃないかなって。

だから、あげなくてもいいわよね?

そういうつもりだったけど。
小雨ちゃんが言ってたのかな。
もしも、あなたが将来、
誰か私たちの知らない人を好きになって
家を出て行くときが来たら、
私はどんなにがんばっても
あなたに日頃の感謝を伝える手段がなくなるんだって。

そんな薄情な男には、
ますます感謝なんてする必要ないと思う。

でも──

自分の気持ちをよく知ってるのは
自分だけだって
私は思う。
あなたに、言おうとしていたことを伝えられなくなるときが来たら
私は、
少しだけ心残りがあるような、
そんな気持ちになりそうな気もする。

後悔することがあったら
嫌だと思ったの。

はい。
これ。

もともと手先は不器用なほうだし、
他の子より特訓した期間は短いけど。
それなりの努力はしたつもりよ。

私の生まれてはじめての、
手作りの──
義理チョコ。

普段から、ときどきはお世話になっています。
いつもありがとう。

これからもよろしく。



・星花

はい、
どうぞ。

御主君様!

他の子より
妙に大きい
やけに丸いチョコレートが
姿をあらわしたな?
と、不審に思ってはおられませんか。

星花はなんだかんだで張り切る子だし、
普段の元気から盛り上がって
何か妙なことになったのでは?
と、不安を抱いてはおられませんか。

実は、
このチョコは星花の作戦によって生まれたのです。

星花、他の子よりは、ふだんお料理の手伝いをしてるからかな?
チョコ作りが少し早く、うまくいきそうだったんです。

それで、
もっと難しいチョコに挑戦して
お兄ちゃんを驚かせちゃおうかな!
と、ちょっと調子に乗っていたわけですが。

夕凪ちゃんがなかなかうまくいかないみたいで
手伝ってあげているうちに
これは! と、ひらめいたのです。

お兄ちゃんも知っているでしょう?
夕凪ちゃんの普段からの、あの発想力。
チョコ作りも、変わったことを試しすぎてうまくいってなかったみたい。
夕凪ちゃんの失敗には、星花が思いもしなかったアイデアが
山ほど盛り込まれていたんです。

そういうわけで、
星花がチョコレートを担当する、
夕凪ちゃんが中身を担当する、
二人で一つ!
チョコ作りの戦場を駆け巡る
熱い絆で結ばれた
私たちの
合体チョコになりました。

中身もすごいですよ。
大丈夫、おいしいと思います。
星花がついていてあげたんだもの。
お兄ちゃんにおかしなものを食べさせるなんてことはありません!
刺激的な発想に
試食は時々大変だったけど、
できあがったものは、ばっちりです。

星花が命をかけたチョコを、
どうかおいしく食べてください!



・夕凪

食べてくれた?
おいしかった?
もっと食べたくなった?

今年は夕凪の才能が輝く
驚きのアイデアチョコだよ。

星花ちゃんと共同開発。
最初からこうして置けばよかったね。
協力して、仲良く作るのって楽しかったー。
来年は、蛍お姉ちゃんと一緒に作ろうかな!

でも、夕凪って意外と何でもできる子だったんだ。
将来の可能性が開けた気がしない?
これからの目標は、マホウ使いだけにとどまらないね。
マホウのパティシエになろうかな?
マホウのグルメになろうかな?
マホウのアイドルもいいな?
マホウのお嫁さんになろうかなー、
お兄ちゃんは、
マホウが使えるおむこさんとして夕凪とケッコンするの?
それとも、マホウが使えないおむこさんとして夕凪とケッコンするの?

どうなっても毎年、
お兄ちゃんは夕凪のマホウチョコを食べるのは決まりだね!

夕凪の成長を楽しみにしていてね。
今日はできないマホウが
明日にはできるようになる!

今年はできなかったマホウが
来年にはできるようになる!

試してみたいこと、たくさんあったんだ。

星花ちゃんは止めたけど、
チョコに愛を込めるには、
もうちょっとお酒を入れたって
良かったよね?

ぽかぽかあったかくなるし。

春は近い、
夕凪の未来も明るい。

バレンタイン最高!



・吹雪

キミとの関係を考えています。

私とキミは
法的な婚姻関係を結ぶことができません。
ではどのような関係になることが理想的なのか?

歴史上および
世界各地の家族関係を調べています。
私たちがこれから目指す関係を考える際、
参考になるかもしれません。

しかし、
私とキミが結ぶべきは、
これまでになかった概念となる可能性もあります。

20人きょうだいは珍しいですから。
まだ目標となる概念が確立されていないことはありえます。

その場合、私たちが結ぶ関係に
キミが新しい名前を付けることになるでしょう。
私が名前を付けてもかまいませんが、
どちらかというと、普段からキミに教わることが多いですから、
知識の豊富なほうがふさわしいでしょう。

それは愛に似たものでしょうか?
恋に近くなるでしょうか?

呼び名は、
愛でいいのかもしれません。
全ての人間にとって、愛の形は個人的なものだからです。
似通った愛の形は、どこにもありません。
同じ家族で育っていてもそうであると思います。

例え、
家族愛とさられるものであっても、
恋愛とされるものであっても、
その全てが個人的な概念なのです。

私は、キミのことを愛しています。
このチョコレートは、私の愛の証明のつもりです。
万人が認める方程式で証明することはまだできませんが、
いずれそれを可能にできたらと思っています。

愛を伝える手段がチョコレートでよかったです。
あまりに高温の調理が必要な食品では、
毎年、バレンタインのたびに命の危険があります。



・綿雪

お兄ちゃんのために
ユキは心を込めて作りました。

チョコレート。
まだ子供のユキには、平凡な手作りチョコが精一杯だけど
これでもがんばって作ったの。
お兄ちゃんのいつもの笑顔を思い浮かべながら、
お兄ちゃんの喜ぶ顔を想像しながら──

よく体調が悪くなるユキは、
あまりちゃんとしたものは作れないかも、
って覚悟していたんです。
でも、今年はなぜか調子がいいみたい。
急に具合が悪くなるようなこともあんまりないし、
バレンタインの準備の間だって、
ユキちゃんが一番がんばってるみたい、ってみんな言うの。
そうなのかな?
春風お姉ちゃんや立夏お姉ちゃんや夕凪お姉ちゃんより
元気に見えたかしら?

ユキが元気でチョコを作れたのは、
お兄ちゃんがいつも励ましてくれるからだと思います。
今までできなかったことができたのは、
お兄ちゃんが喜んでくれるかも、って思っていたから。
こんなふうに、絶対望めない成功が
ユキのところにあるのは、
お兄ちゃんがいてくれるからなんです。

このチョコレートがおいしかったら、
それはお兄ちゃんがユキのことを大事にしてくれて、
ユキのことを愛してくれて、
ユキの家族でいてくれてるから──
理由は、ただそれだけ。
他には何もない。
ユキががんばれたのは、お兄ちゃんのおかげだし、
そう考えると、ユキがしたことなんて何もないみたいです。

お兄ちゃん大好きって伝えたくて作ったチョコなのに、
全部お兄ちゃんの力なんて、変な話みたい?

いつもいっぱいユキに元気をくれるお兄ちゃん。
これからも、ユキにたくさん力をください。



・真璃

もちろんフェルゼンも知っての通り、
楽しいことはみんな私のためにあるものでしょう?

美しさも──
興奮も──
全てが、マリーに捧げられるためにこの世にあるのよ。

バレンタインだってそうだわ。
楽しいイベントである以上、
このマリーが世界で一番バレンタインを楽しんでしまうに
決まっているじゃない。

だから、
マリーに愛されるフェルゼンは
男性として世界でいちばんバレンタインを楽しむことになる。
そうでしょ?

マリーのチョコは、
まだちっちゃいものが限界だし
作りもまあ、ちょっと本位じゃないけど
幼稚園から下の子では、一番うまくできてると思うわ。
こんなにがんばったことを考えると、
マリーのチョコが世界中のバレンタインのベストっていう気がしない?
これをもらえるフェルゼンが世界一のバレンタイン男であることは
もう確定よね。

いつもマリーに尽くしてくれるフェルゼン。
マリーに惜しみなく愛を注いでくれるフェルゼン。
マリーの愛は弾けそうよ。
女王の大きな心のうちにもしまっておけない。
だって女王だって人間なんだもの。
愛に全てを捧げ、
愛以上に求めることなんて何もない、ただの人間なのよ。
あなたと一緒にいられるなら
マリーはいつでも女王の座を捨ててあなたを追いかける──

でも、
フェルゼンだってマリーが女王でいてくれるほうが
なるべくだったら嬉しいわよね?

さあ、マリーのチョコを褒めてね。
バレンタインをノーブルに過ごしてみる?
あなたの小さな女王様の活躍をたたえながら──
それとも、こんな日は愛におぼれて
地位も名誉も、全てを忘れてしまうのもいいかしら。

ふふ──
革命の嵐でも消せない
二人の情熱が
チョコを溶かしてしまう前に、
マリーへの愛の言葉を
決めてくれなくちゃ。



・観月

愛し合うもの同士は、
赤い糸で結ばれているという。

だが、
わらわはそんなもの
一度も見たことがないのじゃ。

千年、二千年と生きるものどもさえも
見たことがないという。
人間でなくては見えないのであろうか?
しかし、かつては人であったものもおるしの。

相当の修練を積まねば
至れない領域であるようじゃ。
そのような赤い糸の伝説、
どこの誰が探り出し
どのようにして言い伝えられたのか、
わらわにははっきりせぬが──

ひとつ確かなことは、
兄じゃとわらわが
運命の赤い糸で結ばれていることだけじゃ。

なぜ確信を持って言えるかというと、
別の術であれこれと試してみたからじゃ。
うむ、確実に結ばれる二人。
愛称は最高、
邪魔するものは追い払うとしよう。

赤い糸は
どうして見えぬものか?
愛が通じ合ってから、もっとはっきり形を成すのか?
生まれたときに決められておるとも聞く。
わらわの修行が足りぬのか?
それとも、そもそも得意分野が違う気もしてきたぞ。
縁結びの神にも顔見知りがいることであるし、
結ぶのは別の糸であるかも知れぬ。

わらわの修行によって
赤い糸の秘密を探り出す時まで、
運命の相手は離れてはいかん。
二人がどのような結ばれ方をするとしても、
結ばれる運命はすでに決まっている──
それだけは、わらわにもわかっておるのじゃ。



・さくら

うわああん!
うわああん!
お兄ちゃん!

どうしてチョコは
おいしそうなの?

どうしてさくらは
チョコがこんなにすきなの?

うわああん!
いやしいさくらで
ごめんなさい!

お兄ちゃんにあげるはずのチョコ、
食べちゃったの。

さくらは、
お兄ちゃんよりもチョコがすきな
ダメな子なのかもしれない。

お兄ちゃん、
どうしたらさくらをゆるしてくれますか!?

どうしたら、
さくらがお兄ちゃんをすきだってわかる?

さくらは──
お兄ちゃんがしたいこと、なんでもしてあげる!
お兄ちゃんにちゅーするし、
お兄ちゃんとあそんであげるし、
なんでも、なんでも──

さくらのきれいなおようふく
きてみたい?
さくらのおもしろいえほん
よむ?
さくらのかわいいぬいぐるみ
だっこしてねる?
かしてあげる!

あっ、
お兄ちゃん!
チョコがまだあった!
さくらのチョコたべてね。
バレンタインデーっていうの。
すきなひとに、チョコをあげるひ!
ほたるおねえちゃんがいってたから
さくらもおにいちゃんにあげたくて
つくりました!
ほたるおねえちゃんにたすけてもらって
ハートのあなにどろーっていれたんだよ。

チョコがまだあるから、
すきなひとにあげるの。
ほたるおねえちゃんにあげる!
それで、
ほたるおねえちゃんもさくらのことがすきで、
チョコをくれるから、
そしたらお兄ちゃんにあげます!



・虹子

ちょこちょこ
ちょこれーと!

おーいしーい!

お姉ちゃんたちに
おしえてもらった、
ことりのおやつ!
っていう、おうた。

おにいちゃんも、
チョコレートがすきだよね?

はい!
チョコレート!
あげる!

それから、

はい!
ティッシュ!

よごれたらふいてね。

それからね、

はい!
にじこ!

どーん!
もっとほしいものある?
おにいちゃん、すきなものなに?

にじこはチョコレートだけじゃなくて、
まかまかマカロン
すきだけど、

きょうはチョコレートなんだって。
バレンタインはチョコレート。
バレンタインはチョコレート♪
これは、にじこがつくったおうたなの。

マカロンはいつ?
クリスマス?
ひなまつり?

チョコレートもすきだから、
ひなまつりがチョコレートでもいいかな?

あと、おにいちゃんもすき!
ひなまつりはおにいちゃんがいちばんいい!

きょうがチョコレートじゃなくて、
おにいちゃんだいすきのひでもいいよ?
おにいちゃんも、にじこがいいでしょ?

なにたべる?
なにがほしいですか?
なにしたい?
うたっておどるひ、
バレンタイン!
おにいちゃんのひ!



・青空

そら、しってるよ!

ちょこぷろれす!

おにいちゃん、しってる?
しらない?
しらないの?
そらがおしえる!

さっきそらがかんがえた。
ちょこぷろれす。

こっちからそらがはしって、
そっちからおにいちゃんがはしって、
どっかーん!
だっこして!
ぎゅーってして!
らぶらぶして!

ちょこぷろれす!
わかった?

やろう!
もっとやろう!

そら、もっとはやくはしる!
おにいちゃんのところにとびこむ!

とおーっ!
うけとめて!

そら、もっととぶよ!
おにいちゃん、
これ、
どのへんがちょこなの?
そら、しらない!
あのね、
そら、もっとはやくはしるよ!
とぶよ!
そらをつかまえろ、
おにいちゃん!
とおーっ!



・あさひ

あっばー、
あっばー、

ふんばっば!

わっちゃー!
わっちゃー!

あちょ!

あばばば、
おんばばば、
ふんばばばー!

(おいしい
 おいしい

 あさひがきたぞ!

 ミルクよりあまい!
 チョコよりあまい!

 きをつけろ!

 ゆだんするとくわれるぞ、
 くうかくわれるか
 やじゅうのバレンタイン!)
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