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麗の偽日記

『あげない』

あなたは、
私からのチョコレートが
ほしい?

春風姉様が言ってるわ。
日頃の感謝を表現するいい機会だから、
チョコ作りに参加すれば?
とかなんとか。

日頃の感謝って、
誰かに強制されて表現するものじゃないと思う。

だいたい、
バレンタインの制度がおかしいのよ。
なんで女性から?
なんで告白?
愛を伝える日があるのは、まあかまわないけど、
だったら他に、日頃の感謝を表現する日を用意してもいいじゃない。
区別を付けてよ!
なんで、
感謝してることと
愛してることが
だいたい同じみたいな扱いなの?

そんなイベント、
参加したくないの。

そりゃ、
家族みんなが参加するって言われたら
まあそういうものかな、
ってチョコも贈るでしょ?
恋愛感情は関係なくやってたけど、
それって、春風姉様たちのバレンタインとは別物だって
やっと気がついたわ。

だから今年は、
私はあなたに
チョコレートなんか贈りません。

手作りなんてするもんですか。
私、
女の子に生まれたかったわけじゃないし、
女の子でよかったと思ったことなんてないし!

もし、私が男の子で
あなたが女の子だったら
こっちがチョコをもらうはずだけど、
私は別にあなたからチョコなんて欲しくないわ。
あなただって、私からなんていらないでしょ?
なんとなくとか、渡すほうももらうほうも空しいだけだし。

春風姉様は、
麗ちゃんも女の子なんだから
今のうちからがんばっておかないと
後になってきっと後悔する、
って言うけど
そんな後悔なんて絶対しないわよ。

あのときチョコをあげておけばよかったとか、
いったい、どんな後悔よ?
それは、あなたには普段からお世話になっていないこともないし、
感謝なんて──まあ、なくもないけど。
日頃の感謝をする日があったら、してもいいし。
でも、それとバレンタインとは別物だと思う。
あなたに愛を告白するつもりなんて、
これっぽっちもありません!

私の心は、私のものよ。
誰よりも、私が一番良く知っているわ。
あなたに告白しなかったから後悔するなんてことは、
どう考えてもありえない。
バレンタインでチョコを渡しておけばよかった
なんて後悔をすることは
未来永劫ありえない。

誰も私のチョコなんて欲しくないと思う。
喜ぶ人なんていないでしょう。
バレンタインに不満を抱きながらとか、そんなの。

家族の愛を伝えるバレンタインです──
なんてのは、
ただ単にバレンタインを楽しみたい人たちの欺瞞よ。
バレンタインって、
そんなイベントじゃない。
愛とか恋とか、
めんどくさい意味があるって
この歳になればちゃんとわかります。

チョコを溶かして、
固めて、
また溶かして、
失敗したら最初の溶かすところから
やり直しとか、
感謝の気持ちでする行為じゃないでしょ!
明らかに好きでやってるでしょ!
お菓子作り自体が好きとか、
贈る相手の顔を思い浮かべて、
喜んでもらいたいからやる気が出るとか──
私には、想像しかできないことだけど、
たぶんそうだと思う。

吹雪ちゃんからチョコ作りの話を聞いたときは、
ふーん、みんな結構科学的なこともするんだ、
だったら鉄道に興味を持てばもっと面白いのにって思って
見に行ったら、
吹雪ちゃんの説明が科学的だっただけで、
実際のチョコ作りはアバウトだったわ。
気持ちで補う感じだったわ。
むしろ根性の塊だったわ。
もう少しで甲子園にいけそうなくらいだったわ。
甲子園は冗談よ。

吹雪ちゃんも、基本は習ったから後はバレンタイン前日まで
キッチンを離れるって。
あんな暑苦しい集団に参加するなんて、誰だってお断りよね。
好きでやってる人だけは別かもしれないけど。

私はクールなタイプだから、
勢いで行動なんてできません。

とにかく、しばらくは、私のことはいないものだと思って。
おやつはもちろんいらないし、ご飯も食べたくない。
そういうわけにはいかないとしても──
家族の意味をひとりで見つめなおすために、
家族から距離を置きたい気分よ。

家族愛っていうのは、別物です。
バレンタインなんかに
私が参加する理由はどこにもないっていうこと、
覚えておいて。
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