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星花の偽日記

『真っ白なエプロン』

家族の大事な
お手伝い。
子供はいつも
やることいっぱい。

おそうじ!

お皿洗い!

それから
お部屋の片付け、
は、それぞれのお仕事だから
家族の用事ではなく
ひとりひとりの責任で果たす役目。
マホウの杖を踏んづけて
取れてしまった真っ赤な宝珠。
踏んだ吹雪ちゃんの顔が
動揺しているのか冷静なのか、無表情。
寒いだけなのかよくわからない、
外から帰ってきたばかりの青い顔。
散らかしておいた夕凪ちゃんもいけない、という話に
たぶんなるんだろうけど……
結局、吹雪ちゃんが謝って
星花も参加して三人でお小遣いを出し合って
新しい杖を買ったっけ。
夕凪ちゃんは新しいマホウを使えるようになったのかな?
反省したみたいで、きちんと片付いていることもあり、
まだ少し苦手なようで、転がっていることも多い
最近の杖事情。
お片付けのマホウは
なかなか思いつかないものらしいようすで
散らかりがちな
星花たちのお部屋です。

おうちでは
だいたい、お兄ちゃんが請け負うことが多い
大変なお仕事。
それは
買い出し!
20人分の食料を
まとめて背負う
男の人の力!
学校帰りの放課後に
スーパーに寄っていくこともあるそうで
両手に荷物を抱えた
制服姿のお兄ちゃんが玄関で
大きな声でただいまって言うと
家にいるみんなで駆け寄って
山賊みたいに荷物をさらっていくけれど
お兄ちゃんのお仕事をお手伝いしたいだけなんです。
ちょっと乱暴で、女の子らしくなくてはしたないかもですが
お兄ちゃんの力になりたくて夢中なの。
星花も一緒になってしまう
張り切って駆け寄る子供たちのこと、
どうか寛大な心で見ていてください。
一緒に買い物に行く春風お姉ちゃんや蛍お姉ちゃんは、帰ってきてから
デートみたいで楽しいな、
むしろもう新婚さんみたい、
と、うれしそう。
お野菜や卵のパック、重い荷物を持っていてたくましいのに
はしゃいだ顔は、なんだか華やかなようにきれい。
おとなだな!
と、感じる瞬間。
星花もそのうち大きくなったら、
お兄ちゃんと買い出しに行くのかな。
どきどきしながら想像してみて
あと何年くらい後なのか、吹雪ちゃんと計算してみたら
星花がお兄ちゃんと同じ木花に入る年には
お兄ちゃんはちょうど卒業していなくなってしまう!
ええー、
一緒に帰りながら、楽しくお買い物はできない?
そんなふうに悩んでいたから、という理由でもないのですけど
ちょっとした偶然で希望がかなうこともあるのか、
今日は星花が晩ごはんのお手伝い当番なので
待ち合わせをしたお兄ちゃんと、帰り道でお買い物。
制服のお兄ちゃんと、チャイナ風でまだ色気のない元気なミニスカの星花の組み合わせ。
残念ながら、とても恋人同士には見えないですね?
もちろんまだぜんぜん主従でもないし。
普通に、仲のいい兄妹かな?
でも、その通りだし、いいかな。
お兄ちゃんは少し大人っぽいから
もしも親子に見えたら、ちょっと星花が子供すぎるようで困ってしまうな?
お食事当番のお手伝いもできるくらいなのにな!
どうだったでしょう、
親子には見えなかったと思いますか?

今日のお買い物の晩ごはんのメニューは、
星花の判断に任されることになりました。
責任重大です!
なにしろ冬まっただなかなのであったかいものだとやっぱりおいしい、
野菜がたくさんでおいしく栄養が取れるとうれしい、
さらにみんなのリクエストにも答えたいし、
蛍お姉ちゃんは、明日のお弁当に使えるメニューだと助かるって。
うーん、
お姉ちゃんたちは難しい問題をたくさんクリアして
ご飯を作っているんですね。
春風お姉ちゃんは、
あんまり難しく考えなくていい、
星花ちゃんが一生懸命作ってくれたらなんだっておいしいはず、
って言ってくれたけど
なるべくなら、せっかく作るんだからいいものができたらな。
お兄ちゃんの意見も聞いて
スーパーを見て回って。
買い物がとっても楽しいと
そればっかり言っていられないお仕事なのに
楽しくお買い物ができてよかったなんて
星花ははたしてこれでいいのでしょうか?
ふまじめ?
ともかく、
からあげも考えたけど
揚げ物は量が多くなると時間もかかるし
今日はそれなりの量がいっぺんに作れる、煮物にしました。
煮込んだら味がじっくり染みる
だいこん、
煮物界には重要な味の一員
ちくわ、
ほくほくの身がお口の中でほどけて広がる味わいの
かぼちゃ、
ボリューム感がうれしい
じゃがいも。
まるごとたまごも
煮物の皿の中で迫力ですよね。
白菜は、お味噌汁にしたらいいかな。
まだ台所のお仕事を任せてもらえない
いたずら者の夕凪ちゃんが
ときどき、こっそり近づいては
つっついてきたり
隠れておどかそうとして、ぴょこぴょこと髪をテーブルからはみ出させたり
星花のエプロンのひもをほどこうとしたり
遊んでほしそうだったけど
こらー、あぶないよ、
って叱ったら逃げちゃった。
夕凪ちゃんももうすぐみんなのお料理を作れるくらいだと思うけど
せっかくだから教えてあげたらよかったかな?
でも、夕凪ちゃんのことだから
思いがけないお手伝いが意外と上手だったりするのかな?
あんがい器用な、
というかマホウの力?
そろそろ、夕凪ちゃんにも星花からエプロンを送ってあげようかな。
星花のエプロンは、今はまだほんのお手伝いさんらしく
飾り気までは気を使っていないそっけないエプロンだから
夕凪ちゃんと一緒に、二人のエプロンを選べたらいいな。
今日は星花の渾身のメニュー。
と言いつつそんなに胸は張っていられない、
お姉ちゃんたちの力を借りて
まだちびちび修行中のふらふら不安定な味の晩ごはん。
みんなにおいしく食べてもらえたらいいのですけど、
と、今日一日だけでずいぶん汚れたエプロンで汗を拭う星花です。
神様、どうか今日の料理が
星花の腕前にしては思いがけないほどうまくいって
みんなが幸せにおなかいっぱいになれますように。
星花はこれから、どんどんお料理で喜んでもらえるようになったらいいな。
お手伝いすることはいっぱい。
お兄ちゃんやお姉ちゃんたちみたいに大人っぽくなれるよう
だんだん、近づいて
もうちょっとすてきな星花を目指していきます。
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