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吹雪の偽日記

『ウェディング』

現在はまだ発見されていない科学法則が
あるとして。
その法則は、私たちの生活を大きく変える
根本的なものだとして。
私たちは今も、誰もが気づかないうちに
自然と、未知の法則に従っているのだとして。
やがて新しい知識が増えたときは
こうして続けている日々の当たり前の暮らしで
かけがえのない喜びを知って
普通に暮らしていく
ほんの小さな助けになるのだとして。

仮にそのような場合があるとしても、
今の時点では
不思議な力の存在を前提とした考え方は
全てに根拠がないか。
あるいは、慎重に時間をかけて
大勢の手によって試験を重ねる必要があり
実際の現象として確認するのは難しい。
おみくじの大吉や四葉のクローバーが
必ずしも幸福を運ぶと断定はできない。
ウェディングケーキにクロカンブッシュを用意したとして
望んでいるほどに子孫繁栄が叶うと、誰も保障ができない。
バレンタインに思いを込めたチョコレートの
その全てに
愛を伝える奇跡の力が宿っているかどうか
知る物はどこにもいない。
そもそも、チョコレートは日本だけの風習だそうで
なぜここまで日本でチョコレートが定着したのか考えてみると。
全国で気温が下がる季節であり、
体温の維持にカロリーを効率よく摂取できる食品が
好まれるということなのでしょうか?
チョコレートという食品は、極端に苦手に感じる人は
少なくとも、男女関係の成立に関心がある世代であれば
あまり多くないようだし。
贈り物としては無難な部類であるといえます。
また、恋人に本を贈るイベントが定着しなかったように、
食事は人間の活動の重要な部分を占めており、
やはり興味を持つ人が増えるのでしょう。
キミも私から
数学の本を受け取るよりは
チョコレートを手渡されるほうが
うれしそうでしたね。
……
まあ、ともかく。
もうすぐバレンタインですが
チョコレートを一度にたくさん食べるのは
健康面を考えたらあまりよくない。
気をつけてください、
と言っても
キミのことであれば
私たち家族から贈られたチョコは
たとえ少々怪しいものであっても
とても喜んで食べてしまうので
忠告が難しいのですけれど
言わずにはいられないので
気をつけてほしいと思います。

おそらく、チョコレート本体には
愛を伝達する性質は含まれていない。
構成する成分にも、手作りか店頭の商品か、できあがった品にも
そこには何も
魔法のような未解明の力は存在していないと予想できる。
バレンタインにやり取りされるのは
ただ純粋に
贈る側の思いと
受け取る側の揺れる心。
果たしてチョコレートによって全ての恋が叶うのかどうか
現代科学は何も説明していない。
であるのなら
何も、チョコレートを贈ったから
必ず愛の告白になると決まってはいない。
普段の生活を共にしていれば
どのように愛情を伝えたい関係であるのか
はっきりとではなくても、少しなら類推できるであろうし。
まるで恋愛感情と縁がない相手であるならば
チョコレートを贈ったからと言って、恋愛が成立する可能性は低い。
だから難しく考えるよりも
普段から信頼している家族が推奨する通りに、
まずはチョコレートを贈ってみてから判断してはどうなのか?
といった趣旨で麗姉を説得してみたところ、
そういう問題じゃない!
とのことで、話はそれっきり。
詳しい説明はなかったので
どのあたりが納得しかねたのか、
私には推測が難しい状況です。
ここまでの理論のどこに
麗姉の抵抗を呼ぶ内容があったのか。
今回は力になれなくて申し訳ありません。
キミは今日も寒いリビングで、ソファに眠るのですね。
私たちの部屋であれば、
星花姉と夕凪姉が工夫をして
ベッドを一人分くらいならあけることができるそうです。
その気になったら、いつでも来てください。
キミの体調を心配している子が多いように
麗姉のことは、家族もみんな気にかけています。
素直に気持ちを表現するには
実は、普段から絶え間ない努力が必要になるという。
そして、相手に気持ちを伝えるにはもっともっと
努力を続ける時間が要る。
失敗が続いてもあきらめるべきじゃない。
人は失敗をしていく生き物。
それでも伝えたい気持ちがあって、
自分の中からあふれていく何かがあって
止まらないのであれば。
とても難しいことだけど
いつも自分の気持ちを表現して
伝わるように努力することは
続けていかなくちゃいけない。
麗姉にも、まず最初の一歩を踏み出してほしいと
そんな意見を聞きました。
努力は続けなければいけないらしい。
私が伝えたい
自分の本当の気持ちは
いったい何なのか。
2日後のバレンタインまでには、言葉か、あるいは目に見える形にして
キミに伝えることができるのか。
それとも間に合わないのか。
当日は、カロリー摂取量が多くなりすぎるとしても
私のチョコレートを
受け取ってもらえたら
そのときは、はたしてどれほどうれしいのか。
予想も何もできない。
チョコレート作りの練習は、続いています。
上手な子も、苦手な子もいて
私が上手であるとする客観的な判断材料は、いまのところ多くありませんが
当日は。
なるべく上手に作ったチョコを届けたいと考えています。
家族の間で話題になっているように
果たして蛍姉は本当に
チョコレートでウェディングケーキを作るつもりなのか
私の観察ではわかりません。
ただ、できれば
負けることがないチョコレートを届けることができれば。
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