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吹雪の偽日記

『ニューイヤー』

あけましておめでとうございます。
新しい年になりました。

しかし私は
たった一晩を境に年の表記が変わって
すっかり新しい気分になるらしい、というのは
性急過ぎるようで、納得いかない感覚もあります。
ユキは成功していたことで
年が変わる時間に私が起きていられなかったのも
関係しているのでしょうか?
こちらが年上なのに、先を越されてしまいましたね。
うれしそうにその経験を話してくれて
その場にいなかった私が、ユキの熱心な語りのおかげで
聞いていなかったはずの鐘の音が耳に鳴り出す気がしてくると
正直なところ、少しはうらやましく感じる自分を発見しますが。
ユキはふだん、あまり自慢になるところがないと思っているようです。
私に追いつけそうな立派なところが何もないと。
そんなことは決してないのですが。
キミも、ユキのよいところを多く知っていると思います。
ときどき見つけることがあったら
言葉にして伝えてあげてください。
私もなるべくそうします。
ユキは状況を丁寧に話して
気持ちを伝えるのが上手ですね。
年越しの時間に起きていたユキは
一番最初の年の初めに、家族とお祝いの挨拶を交わせて
自慢というには違うようですが
とても喜んで話していました。
どうも私はその場に立ち会えなくて、実感がいまひとつなのかもしれません。
昨日と今日では、いったい何を具体的な境目として
何が違っているのか?
新しい年がおめでたいのはなぜなのか?
なぜ多くの人がこんなにも喜ぶのか。
夕凪姉は、
ついに新しい年が来たなんてすごい!
誰がしたことかわからないけど、
きっとパワーを持っているマホウ使いに違いない、
ミラクルな力でやって来た
今日はマジカルニューイヤーだ!
と、言っていましたが
暦は普通の人間が作ったものであり、
マホウの力は使われていないと思います。
人は暦を設定する利点に昔から気がついていました。
世代を重ねて生活を続けていく際、暦が果たした役割は大きい。
グレゴリオ暦が導入される際の戸惑いを伝えた記録など、
暦に関する興味深いエピソードは数限りなくあります。
しかし、新しい年の何がそんなにもうれしいのか
歴史は詳しく説明していないような気がして
調べてみました。
昔は1月1日に歳をとることになっていたらしい。
なるほど……
我が家でも月に一度か二度は迎える、あのにぎやかな誕生日が
誰にでもいっせいに訪れるのであれば
大変な騒ぎになるはずです。
想像してみると
収拾がつくのかとてもわからないほど。
これは、私たちの家族を基準にして想像したためかもしれませんが。
いくら同時に歳をとるとはいえ、
昔の子沢山の家でも、多くて子供が十人ほどの家族が一般的だったようだし
二十人は──
歴史的に見ても、かなり珍しいかもしれません。
前例が少なくて先人を参考にできる部分が少ないのに
よく安定した生活が成り立っているものです。
私たち年少を指導している年上のきょうだいには、
尊敬と感謝の念を今まで以上に感じるところです。
いつもありがとうございます。
私ももうすぐ、年が下の妹たちを見守ってゆく立場になります。
やがて遠い先には、私自身が子供を生んで、ひとりひとりを育てていく。
その時に果たして、騒がしい環境に私が適応しているのか。
同じ時間を共にしているであろう
一緒に小さい子を見守る人たちの力を借りながら、努力していくことにしましょう。
でも正月に歳をとるのは、誰もが一度に年齢を重ねる利点を取り入れて成立した制度ですから
現代のように生まれたことを感謝する日とは違うでしょうか。
今の私たちほど、にぎやかに喜ぶ誕生日にならない可能性もあります。
私個人としては、あまり騒々しいパーティーよりは、静かに時間の流れを感じるほうが
性格的に合っている気がしますが。
昔の制度と今ではどちらが好ましいのか、決めかねます。
それは騒々しさだけを基準に選ぶわけにはいかない、
私の家族の大事なイベント。
ともあれ、古い習慣では
ひとつ年齢を増やす節目の日が今日でした。
新しい年が来て、私たちもやがて誕生日を迎えて
年齢を重ねていくのだと考えれば
新しく迎えた新年を喜ぶこともできるでしょう。
私の場合は正確に言えば、
理由はともかく喜んでいる家族を見て、
考えながら、これが喜ぶものなんだと学習していく、
という形になるでしょうか。
家族全員がそろって新しい年を迎えたことを喜びたい。
キミと並んで今年も年齢をひとつずつ重ねる。
人は自分の感情を常に正しく判断できるとは限らないけれど
私はたぶん今、喜んでいる。
おめでたいというのか、そわそわするのがうれしいような
普段あまり体験しない感覚です。
年に一度のお正月。
また来年まで、
この気持ちを詳細に分析する機会は訪れないでしょう。
その時が来たらまた
ぜひ話を聞いてください。
いくらなんでも気が早いお願いかもしれませんね。
今はこの一年の始まりを喜ぶことにしましょう。
新年、あけましておめでとうございます。
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