アルケイディア&キュクレイン

アルケイディア&キュクレイン TOP  >  スポンサー広告 >  真璃 >  真璃の偽日記

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

真璃の偽日記

『もうすぐクリスマス』

あと何日?

ずいぶん前から
早く来ないかな、
まだかしら、
さすがにもう
そろそろクリスマスじゃないかな?
待っていた。
明日くらいには、朝起きたら
その日がクリスマスになっていないかな。
なんて。
胸は弾むし
足は踊るし
気がつくと、勝手に鼻歌は口ずさんでいるし。
マリーらしく優雅に
クリスマスムードの高まってきた町を眺めながら。
おチビちゃんたちの手をとって
おうちのツリーの飾り付けをしながら。
ときどきは、
フェルゼンの胸に抱かれて
楽しみに待っているのに、どうしてまだクリスマスが来ないのか
わかっているのに、尋ねてみたり。
にじちゃんや青空ちゃんじゃないんだから、あと何日待つのか知っているのに
カレンダーなんて見えないふりで
そろそろだと思っているの、とからかってみる。
あの時のフェルゼンの困った顔。
真剣に答えようとしてくれていたのよね。
跳ねたり飛んだり、子供みたいに
くっつきあってぐるぐる転がりまわりながら
待ち続けたクリスマス。
冗談と本気が交じりあって
自分でもどっちなのかわからなくなるほど
もういつ来るのか、
本当に訪れるものなのかさえ疑問に思って
ずいぶん長いこと待っていたようなクリスマス。
目の前に近づいてきた今から思えば
もどかしいのか、待っているのが楽しいのか迷うそんな時間も
あっという間のことだったような。
それでいて、
あとほんのわずかの数日が
まだまだ、あまりにも長すぎると感じるほど
マリーを戸惑わせるいけないいたずら妖精のよう。
まもなく本番を迎えたとき、
今からこんなにドキドキしている胸は
これ以上に高鳴ってしまうの?
そんなの、マリーは
とても耐えられない気がするわ。
愛するフェルゼンが助けに来てくれなくちゃ。
羽飾りをつけた騎士の姿で
クリスマスのうれしさがあふれてめまいがしそうなマリーの前に現れて
甘い喜びの瞬間を分け合ってくれなくちゃ。
でないとマリーは
不機嫌になってしまう。
楽しくて仕方ないクリスマスを
マリーとひと時も離れずに味わい尽くしてくれないと
とても許せない!
フェルゼンが気がきかないで、マリーのそばで
どれだけ楽しいかいつも聞いてくれなかったら
おしおきが始まるかもしれないわ。

だいぶ前から町の景色は様変わりして
お店のクリスマスの飾りつけは
きらめくダイヤモンド。
そんな気分。
もみの木も、
リースの飾りつけも
大粒の宝石がついたブローチのよう。
絵本で見つけるクリスマスは
夜空に輝く星たちが、
金のティアラにも負けないほどにきれい。
クリスマスの夜には、本当にこんなに輝くの?
きっとそうよね。
星空を渡ってサンタさんはやって来る。
こんなふうに輝いていてくれなかったら
暗い夜は、道に迷ってしまうもの。
それに、お迎えする私たちも
サンタさんに早く来てほしくて
道を照らしてあげられたらいいと思うわ。
星がたくさんの夜だったら
きっと安心ね。

前から考えていたの。
世界中を彩るきらびやかな飾りつけと
楽しみなパーティ。
いい子にはプレゼントまでもらえるなんて
クリスマスって、とっても華やか。
まるでマリーのためにあるように
みんなみんな
うれしいものばっかりでできているクリスマス。
本当は知っているの。
マリーがいくらかわいらしくて
みんなに愛される女王だからといって
クリスマスの素敵なこと、
マリーのために用意されたわけではないの。
全部、クリスマスを楽しみにしているいろんな人たちが
待ちきれなくて、どうにもならなくて
気がついたら全力で工夫を凝らしていたら
こんなにきれいで、にぎやかなものになった。
もし、マリーのためにクリスマスをしてねって言ったら
他の人たちは困るかもしれないけれど。
世界一特別にかわいいマリーのために
フェルゼンは、こんなに楽しくお祝いする人たちにも負けないほど
マリーに最高のクリスマスを届けてくれる?
クリスマスをわくわくしながら待っているどんな子も体験できない
世界一のクリスマスをマリーに届けてくれるかしら。
そんな楽しみな日が、もうすぐ訪れるの。
とはいえマリーは
どこにだってありそうな当たり前のクリスマスも好きよ。
定番のお料理をテーブルに並べて
イブの夜にはサンタさんを待って、いい子でベッドに入ったら
その時だけは静かなこの家の夜は、
トナカイの引くそりが近づく音が聞こえてくるかな。
シャンシャン、きらめくような鈴の音。
冷たい夜空から降り注いでくれるかしら。
目が覚めたときに届くプレゼントは
サンタさんはお願いしたとおりに届けてくれるかな。
マリーのくつしたが大人っぽいからって、
お姉ちゃまたちと間違えたりしないでね!
クリスマスパーティーは、今年は蛍お姉ちゃまと氷柱お姉ちゃまのお仕事が終わってから。
吹雪ちゃんがハンドベルの演奏に参加したから
今日はおうち合唱団の練習が寂しいみたいで
一緒に遊んであげている間にマリーと観月とさくらも参加して、
規模が大きくなりつつあるジングルベル。
パーティーの日は、家族のみんなにマリーたちのお歌を届けてあげる。
明日のフェルゼンたちの発表会も見に行くわ。
素敵なお歌を聞かせてもらうの。
マリーたちの心のやる気のキャンドルに火をともしてね。
蛍お姉ちゃまがいないクリスマスの準備だけど
当日に向けて、それぞれが張り切っている。
ここしばらく、おやつの時間に蛍お姉ちゃまがいないことがあるのは寂しいけど
今日は、マリーがお手伝いしたホットケーキ。
おいしくなーれって一生懸命かきまぜたロイヤルなホットケーキ、おいしかった?
小雨お姉ちゃまが作ってくれたロイヤルミルクティーもなかなかのもの。
マリーとここまで張り合えるなんて、やるわね。
クリスマスのお料理担当を任せてもらって、
やる気になっているのかな?
ときどき、キッチンのほうから
小雨お姉ちゃまの不吉な悲鳴が聞こえるのは気になるけど。
クリスマス本番が楽しみね。
おやつの時間にこんなふうに、自分たちで好きなものを作れるようになれたら
もう少しだけ蛍お姉ちゃまたちがいない寂しい時間も、我慢できるかな?
クリスマスにみんなが揃うときには
マリーのエプロン姿で、驚かせてあげるんだから。
みんなお料理も上手になっている上に
かわいい合唱の贈り物までしてあげたら
蛍お姉ちゃまの喜ぶ顔が想像できるわ。
これからはマリーの時代だな、って言ってくれるはず。
フェルゼンもそんな素敵なマリーの姿に
これまでにも充分にフェルゼンの心をひきつけているマリーの
さらに新たな魅力を発見するはずよ。
誇らしいそんなパーティーのために準備を重ねたい。
とても待ちきれないと思っていたクリスマスまで
まだまだ増えていく喜び。
本番前に、もっとクリスマスがうれしいものになっていって
そのおかげでマリーがもっと成長して、きれいになってしまったら
マリーより先にフェルゼンが我慢できなくなってしまうかも。
そんなときは、マリーにそのハートの情熱をそっと分けてね。
少し早くても、クリスマスを二人で味わいましょう。
なんて思っていたら
ホットケーキがおいしすぎて
ぽろぽろこぼしてしまう青空ちゃんや
においでおなかがすいてしまったのか、泣いてしまうあーちゃん。
もしかしたらあーちゃんは、フェルゼンが恋しくて泣いてしまったのかも?
マリーも覚えがあるわ。
我慢しないで泣いてしまってでも、愛する人をそばに引き止めたくなってしまう。
でも、それではどうにもならない時だってあるから
あーちゃんにも、どうやって素敵な女性になって
向こうからそばにいさせてくださいって言わせてあげられる方法を
大きくなったらちゃんと教えてあげる。
だから泣かないで、よく食べてよくお休みして早く大きくなるのよ。
って言っても、聞いてくれないで泣いている。
そんなにフェルゼンが恋しいのね。
わかるわ。
でも、だからってマリーの愛しいフェルゼンをあげるわけにはいかないし
あーちゃんは泣かせたくないし
お姉ちゃんって大変ね!
こんなとき、蛍お姉ちゃまがいたらな、と思ってしまうわ。
ごめんなさい、蛍お姉ちゃま!
もう少しだけ我慢できるなんて嘘だったの!
うわーん、早くマリーたちのおうちに帰ってきてー!

こんなに毎日が大騒ぎで
クリスマスイブの夜も、サンタさんの近づくうれしい鈴の音が聞こえるかどうか
だんだん心配になってきたけど。
遠い夜空にだって、どこまでも声が聞こえそうで
マリーたちの家をうっかり通り過ぎて心配はなさそうね。
なんて考えていると、ますます待ちきれない。
早くサンタさんのプレゼントが届いて
素敵なクリスマスパーティーがはじまらないかな!
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL


ブロとも申請フォーム
ブログ内検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。