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星花の偽日記

『真っ白なエプロン』

家族の大事な
お手伝い。
子供はいつも
やることいっぱい。

おそうじ!

お皿洗い!

それから
お部屋の片付け、
は、それぞれのお仕事だから
家族の用事ではなく
ひとりひとりの責任で果たす役目。
マホウの杖を踏んづけて
取れてしまった真っ赤な宝珠。
踏んだ吹雪ちゃんの顔が
動揺しているのか冷静なのか、無表情。
寒いだけなのかよくわからない、
外から帰ってきたばかりの青い顔。
散らかしておいた夕凪ちゃんもいけない、という話に
たぶんなるんだろうけど……
結局、吹雪ちゃんが謝って
星花も参加して三人でお小遣いを出し合って
新しい杖を買ったっけ。
夕凪ちゃんは新しいマホウを使えるようになったのかな?
反省したみたいで、きちんと片付いていることもあり、
まだ少し苦手なようで、転がっていることも多い
最近の杖事情。
お片付けのマホウは
なかなか思いつかないものらしいようすで
散らかりがちな
星花たちのお部屋です。

おうちでは
だいたい、お兄ちゃんが請け負うことが多い
大変なお仕事。
それは
買い出し!
20人分の食料を
まとめて背負う
男の人の力!
学校帰りの放課後に
スーパーに寄っていくこともあるそうで
両手に荷物を抱えた
制服姿のお兄ちゃんが玄関で
大きな声でただいまって言うと
家にいるみんなで駆け寄って
山賊みたいに荷物をさらっていくけれど
お兄ちゃんのお仕事をお手伝いしたいだけなんです。
ちょっと乱暴で、女の子らしくなくてはしたないかもですが
お兄ちゃんの力になりたくて夢中なの。
星花も一緒になってしまう
張り切って駆け寄る子供たちのこと、
どうか寛大な心で見ていてください。
一緒に買い物に行く春風お姉ちゃんや蛍お姉ちゃんは、帰ってきてから
デートみたいで楽しいな、
むしろもう新婚さんみたい、
と、うれしそう。
お野菜や卵のパック、重い荷物を持っていてたくましいのに
はしゃいだ顔は、なんだか華やかなようにきれい。
おとなだな!
と、感じる瞬間。
星花もそのうち大きくなったら、
お兄ちゃんと買い出しに行くのかな。
どきどきしながら想像してみて
あと何年くらい後なのか、吹雪ちゃんと計算してみたら
星花がお兄ちゃんと同じ木花に入る年には
お兄ちゃんはちょうど卒業していなくなってしまう!
ええー、
一緒に帰りながら、楽しくお買い物はできない?
そんなふうに悩んでいたから、という理由でもないのですけど
ちょっとした偶然で希望がかなうこともあるのか、
今日は星花が晩ごはんのお手伝い当番なので
待ち合わせをしたお兄ちゃんと、帰り道でお買い物。
制服のお兄ちゃんと、チャイナ風でまだ色気のない元気なミニスカの星花の組み合わせ。
残念ながら、とても恋人同士には見えないですね?
もちろんまだぜんぜん主従でもないし。
普通に、仲のいい兄妹かな?
でも、その通りだし、いいかな。
お兄ちゃんは少し大人っぽいから
もしも親子に見えたら、ちょっと星花が子供すぎるようで困ってしまうな?
お食事当番のお手伝いもできるくらいなのにな!
どうだったでしょう、
親子には見えなかったと思いますか?

今日のお買い物の晩ごはんのメニューは、
星花の判断に任されることになりました。
責任重大です!
なにしろ冬まっただなかなのであったかいものだとやっぱりおいしい、
野菜がたくさんでおいしく栄養が取れるとうれしい、
さらにみんなのリクエストにも答えたいし、
蛍お姉ちゃんは、明日のお弁当に使えるメニューだと助かるって。
うーん、
お姉ちゃんたちは難しい問題をたくさんクリアして
ご飯を作っているんですね。
春風お姉ちゃんは、
あんまり難しく考えなくていい、
星花ちゃんが一生懸命作ってくれたらなんだっておいしいはず、
って言ってくれたけど
なるべくなら、せっかく作るんだからいいものができたらな。
お兄ちゃんの意見も聞いて
スーパーを見て回って。
買い物がとっても楽しいと
そればっかり言っていられないお仕事なのに
楽しくお買い物ができてよかったなんて
星花ははたしてこれでいいのでしょうか?
ふまじめ?
ともかく、
からあげも考えたけど
揚げ物は量が多くなると時間もかかるし
今日はそれなりの量がいっぺんに作れる、煮物にしました。
煮込んだら味がじっくり染みる
だいこん、
煮物界には重要な味の一員
ちくわ、
ほくほくの身がお口の中でほどけて広がる味わいの
かぼちゃ、
ボリューム感がうれしい
じゃがいも。
まるごとたまごも
煮物の皿の中で迫力ですよね。
白菜は、お味噌汁にしたらいいかな。
まだ台所のお仕事を任せてもらえない
いたずら者の夕凪ちゃんが
ときどき、こっそり近づいては
つっついてきたり
隠れておどかそうとして、ぴょこぴょこと髪をテーブルからはみ出させたり
星花のエプロンのひもをほどこうとしたり
遊んでほしそうだったけど
こらー、あぶないよ、
って叱ったら逃げちゃった。
夕凪ちゃんももうすぐみんなのお料理を作れるくらいだと思うけど
せっかくだから教えてあげたらよかったかな?
でも、夕凪ちゃんのことだから
思いがけないお手伝いが意外と上手だったりするのかな?
あんがい器用な、
というかマホウの力?
そろそろ、夕凪ちゃんにも星花からエプロンを送ってあげようかな。
星花のエプロンは、今はまだほんのお手伝いさんらしく
飾り気までは気を使っていないそっけないエプロンだから
夕凪ちゃんと一緒に、二人のエプロンを選べたらいいな。
今日は星花の渾身のメニュー。
と言いつつそんなに胸は張っていられない、
お姉ちゃんたちの力を借りて
まだちびちび修行中のふらふら不安定な味の晩ごはん。
みんなにおいしく食べてもらえたらいいのですけど、
と、今日一日だけでずいぶん汚れたエプロンで汗を拭う星花です。
神様、どうか今日の料理が
星花の腕前にしては思いがけないほどうまくいって
みんなが幸せにおなかいっぱいになれますように。
星花はこれから、どんどんお料理で喜んでもらえるようになったらいいな。
お手伝いすることはいっぱい。
お兄ちゃんやお姉ちゃんたちみたいに大人っぽくなれるよう
だんだん、近づいて
もうちょっとすてきな星花を目指していきます。
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星花の偽日記

『到着』

あけましておめでとうございます!
お兄ちゃん様!

今年もよろしくお願いします。
みんなも、挨拶を何度も交わして
年に一度この時だけの振袖を着て
夕凪ちゃんと向かい合って
ぺこっ
今年もよろしくね!
吹雪ちゃんと向かい合って
ぺこっ
よろしくです!
お兄ちゃんは、紋付き。
向かい合ってドキドキしながら
よろしくお願いします。
今年も一年、どうか未熟な星花を見捨てないでご指導ください。
この一年、ずっと一緒にいてくださいね!
小さい子だって、みんな一生懸命丁寧に挨拶をして、
あっちでもこっちでも
家中がさわやかなお正月を過ごしているうちに
元日は明けて。
星花たち家族のお出かけの日になりました。
年末の大掃除と並行しながらの準備だったけど
つい忘れ物などはしなかったですか?
長い移動なので、なるべく荷物は少なくなるようにみんなで心がけて
星花も、持って行きたかった三国志の本は我慢しました。
ときどき読み返しては、やっぱりいいなあと思う三国志。
いつも星花の胸は熱くなってきて
とても大きな広い世界の、普段は見つけにくいところにあるみたいな
私たちが知っていたらいい大切なことを
読むたびに新しく教えてもらっているよう。
具体的にそれが何なのか、まだ小さい星花には説明できないけれど
大切な人を熱く思う気持ちなのかな。
もっといろいろかな。
はっきりしたことは何も言えないけれど──
こんなに心がときめくんだっていうこと、
いつかわかってもらえるように、誰かに伝えたい。
大好きなお兄ちゃんにも
こんなにいいものがあるんだよ、
星花がとっても大好きなものなんだよって
聞いてもらいたくて
今日も、子供みたいに甘えています。
でも、三国志の本は、旅行に行くときは置いていかなくちゃ。
旅行先でなくしたりしたら困ってしまいます。
だから、
昔、劉備様に立派な部下がいたみたいに
立派なお兄ちゃんに星花たちが力になれたら、と想像して奮起する力も
しばらくはおあずけ。
残念だけど。
吹雪ちゃんも図鑑を持っていきたかったのを
なんとか我慢してもらったんだもの。
説得したら、吹雪ちゃんはずいぶん悩んでいたみたいだけど、
ううん、星花にはちょっとそんなふうに見えただけで、わりと冷静な顔だったけど。
でも、星花も夕凪ちゃんも自分の本を持っていくのは我慢するよ、って伝えました。
吹雪ちゃんが詳しく知りたくなったときに、
情報が少なくて弱っていたら
星花が教えてあげられることならいいんだけど
そうでなかったときには、
説得しておいて後で吹雪ちゃんを困らせてしまうかもしれない
あんまりお姉ちゃんらしくない星花ができないこと、
お兄ちゃんに相談してもいいですか?
新年早々ですが
お兄ちゃんに助けてもらいたいのです!
それから、もし気が向いたら
三国志がなくてちょっと気が抜けそうな星花に
お兄ちゃんの強い力を分けてくれたらうれしいです。
もし、お兄ちゃんが何か欲しいものを持ってこれなくて
どうしようって思った時には
どうか星花のことをすぐに呼んでください。
お手伝いを任せてもらいたいです。

長い電車の旅は
退屈だった子もいっぱいいたみたい。
麗ちゃんは張り切ってうろうろして、何度も怒られてしまったけれど。
途中からは、落ち着いて
窓の外を見ていたよ。
座って眺めるのもしてみたかったみたい。
電車の中で時間を過ごして、落ち着けたおしりはときどき線路の起伏にゆれて
ごきげんで小さい子達の遊び相手もしてくれました。
電車通学のお兄ちゃんやお姉ちゃんたちは
長い時間の電車移動も慣れているみたいで
どっしりかまえて、たくましく
みんなを見ていてあげる旅。
立夏ちゃんはあんまり得意じゃないみたいだけど
まだ電車で学校に通うのは一年にもならないから慣れていないとか?
それとも、単純に長い時間の移動が苦手なのでしょうか。
ともかく騒ぎもあったけど
みんな無事に到着できて、よかったですね。
今年のお正月は
今日から、大磯で過ごします。
特に観光をして回るというわけでもなく
のんびりするのが目的。
わりと落ち着いた気分でいられる、
大磯のおじさんの、星花たちにはだいぶ慣れているホテル。
とはいえ、おうちとは違う雰囲気を感じて
新鮮な感じや、ちょっと緊張感も今はあって。
これからはじまった、何が待っているかわからない新しい年に
このきりっとした旅先で気持ちの備えをするような、
わくわくするだけとも言いきれないけど
不安だけでもない旅行の始まり。
今日は部屋で休んで移動の疲れを取って、
明日はみんなで近くの神社に初詣に行く予定です。
星花がお願いすることは何にしたらいいかな。
今年も一年、元気でいられますように、
かな。
家族が仲良く、みんなで楽しく過ごせますように、
も大事だな。
欲張りでしょうか?
きのう、着慣れない振袖を気にしながら
海晴お姉ちゃんから、あーちゃんまで
願いを込めて書初めしたことを思い出します。
まだお習字ができない小さい子は、ペンだったけれど。
あーちゃんはペンも持てなかったけれど。
でも真剣にこめた思いは、みんなが同じくらいだったと思います。
みんなの願いが叶いますように。
そして、今年一年を一緒に過ごす星花も
みんなが喜ぶ顔を見ることができますように。
いつもがんばって、それぞれの大事なお願いを叶えようとしている家族のみんな。
星花は立派だと思う。
みんなの願いが叶う一年になったらいいな。
夕凪ちゃんが苦手なお野菜をぱくぱく食べられるようになりたい書初めも
星花はなんだかかわいくて、ちょっとくすってなってしまって
夕凪ちゃんをむくれさせてしまったけど。
神様、どうか笑ったりしないで
とっても真剣なお願いを叶えてあげてください。
星花が一番うれしいと思えるのは
たぶん、みんなのことだって気がします。
明日の初詣は、そんなお願いをしようかな。
星花の大好きなお兄ちゃんのお願いも、どうか叶いますように。
なんでも、
たくさん。
星花の特別な人たちがする
お願いの全部が、間違いなく叶ってください。
そうしたら星花は
今年、世界で一番しあわせな女の子になると思います。

星花の偽日記

『みかん』

じんぐるべる
じんぐるべる

ふんふふん。

ちゃかちゃか。

この踊りは
虹子ちゃんと青空ちゃんが考えたの。
すごいですね!
あんなに小さいのに
もう、我が家のりっぱな振付師を任せることができます。
1歳と、
2歳で!
どれほどの才能?
それとも、
踊りが好きなのは、普通かな?
星花も小さい頃はよく踊っていたんだって。
あっ、お兄ちゃんから見たら、今もまだぜんぜん小さい子なんだけど。
おうちにビデオカメラはないから映像は残っていないの。
実際にどんな踊りをしていたのかは、今は覚えていない。
海晴お姉ちゃんも霙お姉ちゃんも、機械は苦手だから
デジカメにも星花の踊っている写真はありません。
蛍お姉ちゃんがちょっと大きくなってからみたい。
かわいい服を作って、小さい子に着せてあげて。
星花が4歳のクリスマスのサンタ服が
入学式とか七五三とかじゃなくて、家族の日常を記録に残したはじめの写真。
このときの星花は
ずいぶん緊張して、固い顔。
やっぱり、カメラが苦手だったのかな。
ほっぺたを真っ赤にして、口を結んで。
凛々しい顔です!
かわいい!
子供の頃の星花って、今よりかわいかったのかな?
カメラの前で緊張しないでいられるようになったのは
たぶん、つい最近。
だから星花の踊りは残っていません。
カメラ、
今でも苦手かもしれませんけれど。
前より少しはよくなった?
今でもまだ、カメラの前ではかたまっちゃう?
思い出すのは
去年、カンフー教室の昇級審査会で
いい成績を残せたときの笑顔。
緊張も忘れたみたいに。
あれから一年、
写真には残せない、星花の満天笑顔。
写真に残っていなくても
本当は家族のみんながいて、毎日うれしい。
そしてクリスマスにやって来た大好きなお兄ちゃんが、今はこのおうちにいて。
星花の毎日にいっぱいだった笑顔は
お兄ちゃんの記憶にあるでしょうか。
クリスマスの楽しいパーティで
緊張を忘れるくらいの笑顔が、今年は写真に残せるかな?
大事なお写真係は麗ちゃん。
張り切っている飾り付け係は、春風お姉ちゃんとヒカルお姉ちゃんがリーダー。
そうそう!
お兄ちゃんにご報告があるの!
クリスマスパーティの中心になる
非常に責任重大なお料理担当は、
今年は小雨お姉ちゃんと星花が任されたの。
星花の初めてのケーキになるんだあ。
やっぱり、初めては失敗するものなのかな?
ケーキのスポンジがしぼんでしまったら、
みんな、あーあってなっちゃうかなあ。
でも、蛍お姉ちゃんも氷柱お姉ちゃんも、立夏お姉ちゃんもケーキを販売するアルバイト。
立夏お姉ちゃんは、何かあっても助けてくれそうな蛍お姉ちゃんのいるお店のお手伝いに
決めたそうです。
だから、もしものときは連絡があれば買って駆けつける!
星花は初めてのケーキを一生懸命作ればいい。
失敗しても頼りになるお兄ちゃんやお姉ちゃんがいるから大丈夫だって、
蛍お姉ちゃんたちは言ってくれました。
生まれて初めて作るケーキをお兄ちゃんに食べてもらえる、
そんな世界のどこにも見つからないうれしい幸運は
おうちでは星花が一番乗り。
お兄ちゃん、星花は実はそんなに自信はないの。
ケーキ作りが下手だったらどうしよう?
せっかくのはじめて。
うまくいかなかったら
もしかしたら、とんでもない思い出になって記憶に残ってしまうでしょうか?
これからずっと同じときを共に過ごすと誓い、
死ぬときも一緒。
固い絆で結ばれたお兄ちゃん様に
なんとか、おいしいと思ってもらえるように。
もしも大変な思い出になってしまったら
挽回していけるように。
ここが、矛を取りひげを伸ばして挑む熱い戦場ではないのが少し残念ですけど。
星花はひげを伸ばしたくても無理だし、
お兄ちゃんはたぶん怒られるから伸ばせないですけど、
でも、お兄ちゃんを守れずに散る三国時代みたいな悲しい運命なんて
別に星花の毎日には待ち受けているということはなさそうだから
ほっと安心したりして。
戦いに敗れても、またお兄ちゃんのために星花は挑みます。
立派なお兄ちゃんにいつもお仕えすることを求めて、
どんなに離れても駆けつけます。
恐ろしい武将が行く手を阻んでも、どんな相手にも立ち向かう。
女の子の星花でも
主君を思う心は、たとえ関羽様が相手でも負けていないと言いたい。
強さでも、かっこよさでも、役に立つかどうかも星花は全然かなわないけれど
お兄ちゃんの側にいたくて駆けていく心は、あの素敵な関羽様と同じだと思えたら──
そんな気持ちにしてくれる人が星花の側にいるなら
それは星花の一番の自慢になります。
これからずっと重ねていく、お兄ちゃんがいてくれる家族のクリスマス。
クリスマスの初めての挑戦、
うまくいくかどうかはこれからだとしても。
懸命に挑んだ記憶だけは、星花は自分の中に残しておきたい。
もう小さい子供ではありません。
今年のクリスマスのこと、
絶対に忘れないでいようと決めている。
楽しい思い出になるのか、もしも力が及ばなかった記憶になるとしても、
星花はお兄ちゃんのために全力を尽くして、
この初めてを誇りにして、毎年のクリスマスを続けていけたらと願っています。

残念ながら残っていない星花の踊りだけど、
虹子ちゃんと青空ちゃんの踊りがあるから、これもうれしいですね。
この踊り、来年からも残していけるかな?
合唱会に参加する星花が
歌の練習をして、というかお兄ちゃんと楽しく歌って遊んで
ただでさえ乾燥する季節にのどがかわいたこんな時、
一休みするこたつにみかんがあると
冬っていいな!
と、思います。
甘いみかんがあるおかげで、冬を満喫してる星花。
だから雪を見れなくてもいいんだもん。
昨日は初雪を見たのは吹雪ちゃんだけ。
今朝になって、雨の庭に所々見つかる白いかけらを探している星花たちは
吹雪ちゃんがうらやましいような気もしているけれど
初雪だけが、冬の訪れを告げるいいものじゃないんだもん。
おいしいみかんを食べる、冬の幸せ。
うん、ほっこり。
お兄ちゃんも、のどがかわいたときはぜひどうぞ。
たくさんあります!

吹雪ちゃんは雪のことを詳しく知っていて
夕べの初雪の話をしてくれるときは
すごく立派に話すの。
吹雪ちゃん、すごく頭がいいんだね。
虹子ちゃんと青空ちゃんも踊りが得意だし
なんだか星花、お兄ちゃんのお役に立っているかなあ?
みかんがおいしいよ、なんて
誰でも言える当たり前のこと。
でも、おいしいですよ。
冬の活力。
こたつの上に元気のみなもと。
お兄ちゃんも、みかんをいっぱい食べて
風邪をひかないでください。
世界のどこにもいない、星花が憧れるかっこいいお兄ちゃん。
星花はその妹なのに、
なにもすごい所がなくて、
お兄ちゃん、こんな妹で残念じゃないかなあ。
お姉ちゃんたちも、妹のみんなもすごいところがいっぱいあるのに
星花は、
ただ初めてのケーキ作りでこんなにはしゃいで
気合を入れて、
絶対にがんばろうって決めている。
きっと、他のみんなが成長してきたら追いつかれる出来事です。
今年のクリスマスだけの特別なの。
たいしたことは何もできないかもしれない。
お兄ちゃんがいつかは忘れてしまう、小さなクリスマスなのかもしれません。
でも、いいの。
がんばるって決めたんです。
絶対、星花は自分だけはずっと忘れないクリスマスにするんだから。
こんな頼りない星花でも
今年だけはどうか、お兄ちゃんの特別になれますように。
家族の楽しいクリスマスを作る力が
今の星花にまるで足りなくたって
このくらいですぐにあきらめてしまったら
関羽様のようになりたい、なんて恥ずかしくてとても言えないですもの。
みかんひとつでほっとするこんな普通の星花も、
今年はクリスマスの大きな役目を果たします。
見ていてください。

星花の偽日記

『おかゆ』

蛍お姉ちゃんのおかゆは
とってもおいしい。
だけど、あんまり普段から食べることもない。
だっておかゆは、毎日がんばる栄養をしっかりとろうという感じでは
あんまりない。
体調を崩したときに、つらくても一息ついてほしい、なんとなくそんな味わい。

食べやすくて体が温まる。
薄い味付けが、弱った体を優しく包んで
ゆっくり眠れそうな気配。

もちろん、普段から食べても何も問題はないですね。
消化に良いのは、うどんも同じとは思うの。
でも、うどんは人気のおいしさなんだけど。
大好物はおかゆです、
毎日でも食べたいです、
っていう小学生もあんまりいない気がするね?
うどんはいつ食べてもおいしいのにね。
特に冬場はいいんだよね。
暖かい湯気が揺れる
おだしのいいにおいが立ちのぼるおわんは、ちょっとほっこりする景色。
どんな具を入れても合いそうな気がする。
ほうれんそうやわかめもうれしい、
卵が入っていても満足感があるし
定番のてんぷら、かき揚げや油揚げ、それぞれ我が家にもごひいきの子がいる。
コロッケもカレーも合う。
麺は、こしがあって食感を楽しむのもいいし
よく煮込んだり、柔らかい麺につゆの味がなじんでいるのもいい。
どんな食べ方を選んだって、心も体もうっとり。
ほかほかになります。
星花たちはまだお料理がそんなに上手じゃないから、つい煮込みがち。
するっといくらでもおなかに入るような単純な作り方ほど、実際は難しい。
蛍お姉ちゃんは今日はアルバイトでいなかったの。
海晴お姉ちゃんに、明日はうどんを食べてもらったらいいでしょうか?
おかゆばかりでは飽きてしまうもんね。

とうとう本格的に寒くなってきました。
もう12月だーって驚いていた日々から、だんだんこの寒さが日常になってきて。
早く日が暮れて、薄暗い夕暮れに一番星を探しながら帰ってくる間も
ほっぺたがひりひり冷たい。
鼻先が赤くなっていても
星花の鼻では、トナカイみたいには役に立たない。
おうちに帰ってあったまろう。
交通量が増えている年の暮れ、夕方はさらに帰りを急ぐ人がいっぱい。
にぎやかな町にそわそわしているばかりじゃなくて、車にも気をつけて帰ろう。
夕凪ちゃんと手をつないで歩こう。
おうちには星花と夕凪ちゃんの帰りを待っている家族がいます。
お兄ちゃんはもう帰ったかな、と顔を思い浮かべて話し合うと
つないだ手も大きく振られる。
まだ帰っていないのなら、
星花と夕凪ちゃんが、お兄ちゃんにおかえりを言ってあげられる家族。
今日も早くみんなでそろって
晩ご飯の時間にしようよ。

帰りが遅くなるのは、海晴お姉ちゃん。
お天気お姉さんのお仕事だけじゃなくて、大学のお勉強もあるんだもの。
寒い時期だから、心配だったの。
星花だって帰り道に考える。
このお空に星がもっと輝く時間には
もっと寒くなるんじゃないかな?
きれいな景色だと見ているだけの道ではない。
凍えてしまってとても心細いかもしれないな。
聞いてみたら、体調管理は大人が一番気をつけないといけない基本のひとつだから
大丈夫、って言ってくれたんだけど
今年とうとうおうちで風邪を引いてしまったのは
海晴お姉ちゃんだったの。
ついつい無理をしちゃったって
赤くなってつらそうな顔で、無理をして微笑んでいました。
すぐに部屋に戻ってしまって、今はゆっくり休めているでしょうか。
この時期、つい焦ってしまう気持ちは
お仕事をしていない星花でも、なんだかわかるの。
こんなことを言ったら生意気でしょうか?
12月は、小学生でもついあわただしさを感じるよう。
クリスマスも来るし、今年も終わるんだし。
それに思っていた以上の寒さに、厚い着替えを取り出すのもまだ馴れないうちに
日々洗濯物がたまって、早くたたんでしまわなくちゃいけなくなって。
小学生も意外と気ぜわしい……ような気もする。
大人の人と比べたら全然たいしたことはないはずですけど。
夕凪ちゃんの服が山になってしまって、
放り出している間にほこりがつくよ。
よく食べてるガムがついてしまったら大変だよー。
暖房で溶け出すチョコも注意です。
掃除のコツって、いらないものを捨てる事だって聞くけど
夕凪ちゃんはそんなにいっぱい何かを集めているわけでもなくて
いらないなら捨てることも苦手ではなさそうなんだけど
なんで整理整頓って感じじゃなんだろう?
吹雪ちゃんのほうが、持ちものが多いのにまとまっている気がする。
星花は大事に集めた三国志グッズがあって
どれも手放せなくて。
大掃除ももうすぐ。
冬休みに入ってからの数日で終わるものなのかなあ。
このごろ部屋が散らかりがちだと、思ってしまう。
やっと迎えた楽しい年末年始なのだし
きっと遊んでしまいそうだよ?
お兄ちゃん、年末もどうかご指導をよろしくお願いします。
町の気配につられてしまうのかな、
つい急ぐよりは、落ち着いて行動しないといけないことはわかっていても。
星花たちも慌てがちなんだもの。
お仕事も勉強もあって
きっと年末で忙しい海晴お姉ちゃんが
無理をしてしまいがちなのは、やっぱりそうなってしまうのかもしれない。
いくら豪傑でも、病にはかなわないものです。
海晴お姉ちゃんは頼れるお姉ちゃんに見えるけど
やっぱり無理をしたら風邪を引いてしまう。
こんなふうに体調を崩す前に、力になりたかったな。
星花たちのご飯では、
栄養をバランスよくとってもらって手助けとは、なかなかいかないでしょうか。
せめて今日は
蛍お姉ちゃんはアルバイトで帰りが遅い日。
星花は、春風お姉ちゃんのお手伝いをして
なんとしてもおかゆを届けます。

明日の天気予報は休めないから、
その代わり土曜日には一日中寝てでも治すつもりだそうです。
日曜は、麗お姉ちゃんの晴れ舞台。
海晴お姉ちゃんも、絶対に行くって言ってるの。
なにがなんでも治すんだーって
病人とは思えない迫力。
それとも、熱で変なテンションになってしまっているの?
氷柱お姉ちゃんは、学芸会は人がいっぱい集まるから
風邪が治りかけの体で行ったら、絶対体に悪いに決まっている、と
海晴お姉ちゃんを家にとどめておく作戦をこっそり考えたいみたい。
星花も協力するように言われました。
でも海晴お姉ちゃんは、
いつも麗ちゃんのことを気にしていて、
とても大好きなんだと思うの。
やっぱり見に行きたいはずです。
金曜日と土曜日で治してもらって
誰も心配しないくらい元気な体になって、麗お姉ちゃんの応援に行ってほしい。
星花もそのためにサポートしたいです。
といっても、することはおかゆを作るくらい。
今日、もしも流れ星を見つけたら
お願いするのは海晴お姉ちゃんの風邪が治るように、それだけなのに。
部屋の窓を開けていると、夕凪ちゃんと吹雪ちゃんも寒い思いをしてしまうから
眠る前の短い時間に、カーテンのはしをそっとつまんで夜空を見るだけ。
こんな短い時間では、流れ星は降らないかな。
流れ星が見つかりますようにってお願いは、どこに向かってしたらいいんだろう。
星花にできることは少ないんです。
まだ、流れ星は見つかっていないけれど
どうか海晴お姉ちゃんが早くよくなりますように。
そして、この冬はもう誰も
体調を崩したりしないでほしいの。
寒い季節でも元気でいられたらいい、
あたたかいおうちで幸せに、
この冬を家族みんなで過ごせますように。
星花は、忙しいような気がするなんてことばかり言わずに
がんばって夕凪ちゃんの服をたたんで、タンスにしまうから。
だから、お願いです。
まだ見つからないどこかのお星様、
星花のお願いを叶えてください。

星花の偽日記

『実験』

お兄ちゃん、
星花は良いお姉ちゃんかなあ?

どうなんだろう。

たまに、夕凪ちゃんの残したにんじんを食べてあげて
氷柱お姉ちゃんに見つかって
そんなのは本人のためにならないから!
と、いっしょに怒られてしまう星花なの。

きのうのハンバーグは、
お兄ちゃんとヒカルお姉ちゃんが作ってくれて
星花たちは、久しぶりにお料理作りはお休み。

お料理の前に、材料を見ていた夕凪ちゃんが、
うわあー、今日はにんじんとピーマンだあ。
いやだなあって
困っていたんだけどね。
ハンバーグが出てきたときは、全部忘れて嬉しくて踊っていたよ。
それが、今日になってから
あのときのにんじんとピーマンはどこに行ったんだろうと
やっと疑問に思いはじめたみたい。
帰ってきてから、吹雪ちゃんと一緒にキッチンを探していたんです。
見つからなくて、ますますおかしいって。
今日は晩ごはんのアジのひらきと格闘していて、また忘れていたみたいなんだけど。
このままでは、ハンバーグの秘密が見破られてしまうかもしれません。
夕凪ちゃんでもおいしく栄養をとれる便利な手段なんだけどな。
やっぱり隠しているのは良くないのかなあ、とは思うの。
でも、隠しておいたほうがいいかもしれない事はあるんですよね。
この季節になると、特に思うし。
もうすぐ12月。
気づかれるのがハンバーグだけだったらまだいいのかな?
吹雪ちゃんは、きのうさくらちゃんが残したハンバーグをやけに熱心に見ていたの。
なにか気がついたのかもしれないね。
でも何も言わないのは、夕凪ちゃんの体を心配しているからかな。
好き嫌いが多い夕凪ちゃん。
いつか、自分の体のことを考えてきちんと栄養をとれる日が来るのでしょうか?
来るのでしょうかというか、星花の大事な夕凪ちゃんのことなので、
ひとごとみたいな言い方ではいけないんだけど。
これからずっとそばで見ている家族だから
隣にいて、食べてあげるだけではいけないんですよね。
食べたくなくても夕凪ちゃんの体のためだから、と厳しく言うのは
氷柱お姉ちゃんがするから星花はいいかな、と思っていたら
アルバイトに行ってしまった氷柱お姉ちゃん。
月水金は、帰りが夕食後です!
これからどんどん寒くなる時期なのに、遅くなって大変ですね。
お迎えに行くお兄ちゃんも、暖かくしてくださいね。
氷柱お姉ちゃんがいない間は、夕凪ちゃんのことは、星花がきちんと……
ハンバーグの秘密を知られてしまったとき、
星花はどう対応するのかわからないから
自信を持っておまかせと言えないのが、残念なところなの。

お姉ちゃんたちがアルバイトに行くので、お手伝い。
星花は、お料理をするのはわりと好きです。
春風お姉ちゃんのあのおいしいうどんのだしはこうやって作るんだ、とか。
かつおぶしの使い方でいいにおいがしてくるあの感じ。
おいしくなるマホウは、ここにあるのでしょうか?
キッチンでは夕凪ちゃんのマホウは禁止ですけどね。
刃物や火を使って危ないから、うまく扱えないこともあるマホウは禁止。
おうちのことをお手伝いする星花たちの毎日。
学校で遅くまで遊べないのは残念だけど
家でお料理を教わるのも楽しいから、これはこれでいいのかな?
でも、おうちのお姉ちゃんがアルバイトに行ったから星花がお手伝いをするんだって
お友達に言うと、
ああ、やっぱり大家族だとそうなんだ、
働いて稼がないと、
みたいな話で理解してくれるんです。
それはたぶん違うと思うんです。
お金に困って働きに出ているわけではないので……
あと、星花くらいの歳になると、学校で話が盛り上がること。
サンタはいるのか、いないのか?
いない派の子が言うんです。
きっとクリスマスのプレゼントを買うお金のためよ!
たぶん違います……
だって、最初は働きに出かける予定はなかったみたいだし。
その前からプレゼントは早めに決めて置くといいよって言われていたから
お金がなくてプレゼントが買えないとかで働きに出たわけじゃないんです。
それに何より、
サンタさんはちゃーんと、本当にいるんですもの。
そうだよね、お兄ちゃん。

星花は普通にお料理をしているのが好きで、
夕凪ちゃんが食材をむやみに混ぜたり
最近では、吹雪ちゃんまで実験を始めるのはなぜかなあと思っていたの。
まだ吹雪ちゃんも遊びたい年頃なのかな?
家族のために普通に料理を作るだけでもとっても楽しいんだけどな。
これは、お姉ちゃんとして星花がしっかりお料理をしてあげられたらいいな!
そう思っていたんだけど。
きのう、さくらちゃんが泣き出してしまったでしょう?
大勢の前でおうたを歌うのが怖いって。
そうですよね、きっと怖いだろうなって星花も思う。
星花は、小学校で毎日練習した合唱の発表もすごい緊張して、
本番では練習していた力が全然出せなくて、体がかたくなってちぢこまって。
くやしかったな──
下手だとわかっていても、せめて全力を出せればよかった。
やるだけのことはやったと思えれば、悔いは残らなかったのかもしれないのに。
大勢の人の前に立つのって、本当に怖いですよね。
さくらちゃんが今朝も泣いてしまって、お兄ちゃんにしがみついて離れなかったとき。
星花は何を言ったらわからなかったの。
肝心なときに頼りにならないお姉ちゃんなんですね。
でも、そんなときにね。
虹子ちゃんと青空ちゃんが、さくらちゃんの代わりに幼稚園に行って歌ってあげるんだと
堂々と言い出して、
あさひちゃんまで側に控えて、ついていく気まんまんみたいな顔でした。
まさか赤ちゃんなのだし、さくらちゃんを助けるとか
そんなつもりは全然なかったんだと思うけど、
雰囲気でお出かけか何かだと思ってしまったのでしょうか?
虹子ちゃんと青空ちゃんの手にあったのが、
見ていると勇気が出る、お兄ちゃんのお写真。
それから、観月ちゃんが作ってくれた健康のお守り。
さくらちゃんは、お兄ちゃんのお写真をお守りの中に入れて
勇気のお守りにして、出かけて行きました。
夕凪ちゃんや吹雪ちゃんが無茶をするのはどうしてだろうと思っていたけれど
こういう時に、どうしたらいいのか本当にわからなくて
それまでのがんばりが全然役に立たないような気持ちになってしまうときに、
解決法を見つけるためなのかな。
さくらちゃんは帰ってきたとき、お守りのおかげで元気が出たって言ってたよ。
星花の合唱の発表会にも、青空ちゃんがいてくれたらよかったね。
さくらちゃんはあまりにも元気になりすぎて、
幼稚園のお庭や公園でいっぱいお友達と仲良く走り回って、
お守りをどこかに落としてきてしまいました。
お守りがなくてもさくらちゃん自身の勇気が出せたってことだから、これからも大丈夫かもね。
でもお兄ちゃんのお写真は、いまごろ寒い冬の空の下、こごえているかもしれません。
今日はもう遅いから、明日探すのを手伝ってあげる予定です。
こうしてさくらちゃんにいろいろなことを教わった星花の、
お礼の気持ちが伝わるお手伝いになるでしょうか?
捜索をするのは、放課後になってしまうけれど
はりきって行ってまいります!
おうちのお兄ちゃんは、今夜は寒い思いをしないようにしてね。
冬の夜でも、おふとんをかけたらあったか。
もし本物のお兄ちゃんを落としちゃったら、夜だって探しに行くよ。
お兄ちゃんとさくらちゃんと、星花たちが
おうちではいつも一緒です。

星花の偽日記

『今週は』

ついにはじまった
10月の終わりの週。
もうすぐ楽しいことがやってきます。

今週はいよいよ
待ちに待っていた
たのしい、
うれしい、
かわいいよ。
大人も子供も盛り上がる
いよいよ、この日!

そう、
ラブライブの活動日誌と
G’sマガジンの発売日です!
今月の活動日誌は凛ちゃんの出番ですね。
あ、というか
凛ちゃんの出番ですにゃ。
なんてね。
というわけで、それもあるんだけど。

かわいいおばけの格好をするのと
お菓子をもらえるのと
どっちが本番なのでしょう?
それとも──
夕方の暗くなりかけた時間にお出かけするどきどき?
おおぜいの人が集まるお祭りの気配?
子供が中心になるからかな?
もしかしたら、家族みんなで参加するからでしょうか?
その時が来るのが待ち遠しくて、早く早くと気持ちが急いて
とてもきらきらした何かが近づいているような気がしているのは
たぶん、お菓子だけが理由じゃないと思うんです。
もちろん、お菓子がもらえるのもいいことなんです。
小さい子たちは、不思議そうな顔。
マホウの呪文だけでお菓子がもらえるなんて
本当に、そんないいことがあるのだろうか?
どんな日なの?
一年で一番マホウの力があふれる日?
普段は不思議な力があんまりなくたって
子供なら誰でもマホウが使えるようになるらしい。
お菓子のマホウや
家族といられるマホウや
仮装をして、不思議な何かになれるマホウ。
まだ子供の私たちは
実際に体験してみないと
いったいどれだけいいものなのかはわからない。
だから、どうしてこんなにわくわくしてしまうのか
本番を迎えてみないと、うまく説明できないのだと思います。
もうすぐハロウィン。
あとほんのちょっと。

31日は、商店街の主催でハロウィンパーティが行われます。
参加条件は──
大人の人は、商店街にある指定のお店でお菓子を用意しておくこと。
子供は
仮装できること。
なるべくなら、大人の人がいっしょに行くことを推奨しています。
夕方からのイベントだからです。
ビンゴゲームもあるから、とっても小さい子には大人がついていないと難しいかもしれないし。
別に、大人の人がいないと売り上げにつながらないからという
せちがらい理由ではないのです。
ハロウィンの効果で、ここしばらく商店街も人が増えてにぎやかだから
すでにそこそこ売り上げが伸びているという話。
いえいえ、何も売り上げだけが目的じゃなくて
にぎやかだとそれが一番いいことだ、と商店街の人たちは言います。
活気がある商店街って
歩くのが楽しいよね!
星花はまだ、虹子ちゃんみたいにお買い物が大好きなほど女の子らしくないけれど
でも、いつも行くところなんだから、にぎやかだとうれしいな。
それで、うちのみんなが参加すると華があるからぜひ、みたいに
おつかいの時によく声をかけてもらいます。
そんなとき──
もちろんです、と胸を張って答える蛍お姉ちゃん。
お菓子山盛りなら、の条件をつける立夏お姉ちゃん。
とてもそんな、って返事をするのも緊張してしまう小雨お姉ちゃん。
横で荷物持ちのお手伝いをしているだけの星花なのに、
いつもよりちょっと興奮した笑顔をしていて、お店の人たちにもいい返事だと見抜かれてしまう。
ハロウィンにかける意気込みはそれぞれだけど
全員で揃って参加する予定です。
氷柱お姉ちゃんはあまり気が進まないみたいです。
お兄ちゃんは、こういうの子供っぽくて苦手かなあ。
中学生から大学生までのお兄さんお姉さんは、特別ルールなんですよ。
お菓子をもらってもいいし
子供にトリックオアトリートの言葉をかけられたら
お菓子をあげなくちゃいけない。
用意したお菓子をあげればいいので、大人からもらったお菓子は自分のものにしてかまわない。
緑のリボンを仮装のどこかにつけるのが、
もらってもいいし、あげなくちゃいけないお兄さんお姉さんの決まり。
配る人が多いほど商店街の人も嬉しいから
緑のリボンの人には商店街からのサービスで、
配ってももらってもいいお菓子を渡してもらえることになっている。
だから、できるだけ参加してくれたら
あげる人が増えるということになって、小さい子たちも嬉しいんだけど
どうでしょう。
いま予定している仮装が恥ずかしいなら
蛍お姉ちゃんは、まだまだ相談に乗る余裕があると言っています。
それから、いい仮装をした人は表彰して、ちょっといいお菓子をもらえる企画もあるの。
もし家族の誰かが入賞を狙っているのならば、より力のこもった仮装もできるって
蛍お姉ちゃんが。
我が家の本命は、ヒカルお姉ちゃんっぽいんです。
水瓶座だけど、月に二人の誕生日がある時期だから
みんな山羊座と間違っていた時期があるんですよ。
それで、山羊といえば西洋の妖怪をあらわすシンボルでもあるということで
ヒカルお姉ちゃんは、かっこいいバンパイアの衣装を試着していたよ。
りりしいです。
星花もそのうち、ヒカルお姉ちゃんくらいの歳になったらあんなふうに
頼りになりそうなお姉さんになれる?
今のお兄ちゃんと同じ歳なんですね。
その時星花は、お兄ちゃんの隣に胸を張って並んでいられる大人になっているでしょうか。

霙お姉ちゃんのさそり女は
氷柱お姉ちゃんがポツリとつぶやいた
なんだか悪の女幹部みたいなコスチュームね、というひとことで
何人かに劇的な反応が。
それだ!
それだわ!
何かが足りないと思っていたら
それだった!
よし、もっと悪の女幹部らしく改造しよう!
うむ!
その場にいたみんなの気持ちがひとつになって
霙お姉ちゃんの服がパワーアップしようとしています!
でもちょっと寒そうな服に変わっているんです。
このごろ、朝晩とっても冷え込むけど、大丈夫でしょうか。
体には気をつけてください、霙お姉ちゃん。
もうそんな時期になったんですね。
ハロウィンが終わったらクリスマスの準備がはじまるんだっけ。
去年もそうだったかなあ?
もうだいぶ冬が近づいているのでしょうか──
お兄ちゃん、寒かったら言ってね。
一緒にかけ布団を探しに行きましょう。
星花、布団のおかたづけは結構お手伝いしているの。
必要なものがどこにしまってあるかは、
我が家のまだ小さいほうの妹にしてはよく知っているほうだと思います。

お兄ちゃんにあたたまりそうなことを
いっぱいしてあげたくて
星花はこれまで、立派にできたとは言えないけれど
おつかえさせてもらっています。
おしくらまんじゅう。
手作りのマフラーはどうかなって相談したこと。
いろいろあったね。
おぼえてる?
これからも、星花はお兄ちゃんのもとで
働いていきたい。
冬が来ても平気だよ。
星花は家族があたたまる用意を
だんだんおぼえはじめています。

星花の偽日記

『おうえん』

がんばれ
がんばれ
スポーツマン。

運動が自慢の子も
そんなに得意じゃなくても
はりきって参加する運動会。
たとえ一番じゃなくたって
グラウンドにいる全員が主役です。

はしれ、
そこだ、
がんばれ、
それいけ!

やったー!

本番は明日。
今日は、マリーちゃんたちの練習を
家族で応援していたら
なぜか途中からだんだん
はじめてのおつかいを隠れて見守っているみたいな応援になってきました
ふしぎ。
幼稚園の運動会だから
そんな気がしてしまうのかな。
おつかいでは、走ってはいけないですけどね。
気をつけてね!

こんな感じの応援、
この前のお兄ちゃんたちのときも
そうだったかな?
障害物競走で網をくぐったり
パン食い競争で飛び跳ねたり
玉入れで伸びあがったり
がんばれ、
よし、
あー!
めげないで!
おねがい、がんばって。
観戦しているあのときの気持ちを思い出すと
興奮が蘇るよう。
大きなお兄ちゃんやお姉ちゃんたちに
はじめてのおつかいみたいな応援で良かったのかなと
今思うと悩むような応援が
なぜかぴったり、ちょうど良かった
競技もありました。
かと思うと
スタートまで息をつめて見つめていたのに
走り出す姿に、もう黙って見ていられなくて
声を振り絞って応援したくなってしまう場面もありました。
この声が届かなくても、
おなかに力を込めて。
グラウンドからわきあがる歓声の全てが
本当に選手の人の力になったのかもわからないまま
秋の澄んだ高い空に吸い込まれてしまうだけのよう。
見ているだけで他に何もできないのが悔しくて
でもどうしても、止められない。

見ているほうも元気になってしまうのが
運動会なの?
さわやかな、力いっぱいの運動会。
にぎやかで盛り上がる力試し。
いいよね。
こういうの。
毎日あればいいのにね。
星花はたぶん、あの熱い時間と
もりもり力が出るおいしいご飯があれば
他には何もいりません!
うそです!
ほしいものがいっぱいです!
今一番欲しいかもしれないものは
運動会を全力で戦い抜いた後の
小さな笑顔。
怪我はしないでね、とはらはらだけど
悔いのないように運動会を楽しめたら
それが一番。
練習を見守って
応援するだけしかできないお姉ちゃんですが
活躍を祈っています。

明日の運動会の日程は
お昼には競技がすべて終わって
おうちでごはん。
せっかくだから運動会らしく、お弁当メニューにしよう!
台所では、春風お姉ちゃんと蛍お姉ちゃんが
腕によりをかけて準備している真っ最中なの。
たまにみんなで食べ物屋さんに出かけるときの準備中は残念なのに
お姉ちゃんたちの準備中はうれしい。
かわいい園児さんたちががんばった後は
おにぎりたちが笑顔で待っています。
うさぎのりんごさんたちも、
自分たちみたいに元気に走って帰ってきてくれることを願っています。
運動会でがんばったら
楽しくご飯を食べて
ゆっくりお昼寝するのがごほうびですね。
がんばってそれだけのごほうびでいいのかなあと思うけど
もう少し大きくなったら、一等賞のごほうびをおねだりするようになって
なんだか不純な気がするから
今は純粋でもいいと思います。
参加するだけで楽しくて
活躍を褒めてもらえるだけでうれしい。
それで、いつかは
お兄ちゃんやお姉ちゃんたちみたいに、かっこよく走れるように。
小さなスポーツマンたちも、真剣になる運動会。
がんばったら家族から金メダルを進呈ですね。
明日の金メダリストはきみだ!
マリーちゃん、観月ちゃん、さくらちゃん。
はりきっているね。

星花の偽日記

『運動しよう』

注文の多い料理店。

正しい意味での、
注文の多さ。
その注文の数は
いちどに
20人分!

おうちの注文は
料理店じゃないですね。
本番でも、たくさん注文がもらえるかな。
童話と違って
お客さんが食べられたりはしないので
そこは安心です。

春風お姉ちゃんと蛍お姉ちゃんは
文化祭の模擬店で喫茶店をするの。
それで、試作品がごはんに並ぶ毎日。
朝は喫茶店のサンドイッチ。
夜は喫茶店のナポリタン。
デザートは
ミニサイズのバナナパフェ。
明日の朝はモーニングメニューの厚切りトーストで、
夜に備えてあんみつの材料の買い出し予定。
おいしいけど
このままでは太ってしまいそうだと
不安の声も。
そういえば、喫茶店でヘルシーメニューって
あんまり聞かないですね。
納豆とか。
においがあるから?
焼き鮭とか。
ないのかな?
春風お姉ちゃんは和風だけど
甘味処だから、ごはんやおかずはあんまりないの。
喫茶店のメニューは、基本的に洋風。
そういう文化なのだそうです。
和食は、駅のそば屋さんが担当なのでしょうか?
でも、おにぎりがあるとうれしいからと
蛍お姉ちゃんがこだわりたくて
春風お姉ちゃんと話し合っているみたいです。
喫茶店だけど
おにぎり対決。
もともと、甘味処で出す料理として
小豆入りのおこわのおにぎりを予定していたら
もっと種類があったらいいのかな、と
蛍お姉ちゃんに相談したのが
盛り上がるきっかけだったそうです。
もう準備期間も残り少なくなって
試作品も気合が入ってきました。
おにぎりとはいえ、おろそかにできない情熱。
おいしいよ。
たくさん食べて太ってしまう心配をするのは
小学生では早いかもしれませんが
もりもり食べたから
体に力がみなぎって
お外で遊びたくなってしまうのは当たり前のこと。
気候もいいし、
そんなに太っているわけじゃないけどね、と
見栄を張りながら
青空の下に出陣です。
お兄ちゃんたちの体育祭は
学校を二つに分けての勝負。
奇数のクラスが赤組で
偶数のクラスが白組。
1年C組所属、赤組のヒカルお姉ちゃんは
正々堂々と戦いたくて
勝ち負けはあんまり気にしていないみたい。
でも、特進クラスの氷柱お姉ちゃんは白組。
勝負になったら負けるのが嫌い。
たとえどんな勝ち目のない相手だからって
戦う前からあきらめるなんてできない。
霙お姉ちゃんと相談しながら、作戦を練っています。
燃えています。
かっこいいです。
今日の夕方のおうちでも
紅白戦をしました。
ダイエット目的は最初から二の次でしたが
そんなこと忘れるくらい白熱したよ。
今日のお庭に揃った面々は、小学生までなの。
一番上の小雨ちゃんが、偶数番目の白組のリーダー。
麗ちゃんが赤組のリーダー。
星花は白組の軍師を担当しました。
夕凪ちゃんとは別の組になってしまったけど
勝負で手を抜いたら、小さい子を相手にしているみたいになってしまう。
たとえ夕凪ちゃんでも、庭競争は本気で戦います。
僅差で勝利だったよ!
小さい子を相手にしたら手を抜いてしまいますけどね。
みんなが楽しく遊べるかな。
油断していたら青空ちゃんにまさかの敗北を体験したけれど
うん、
本当は、勝ち負け関係なく楽しむことが一番なんです。
大金星の誇らしい小さな笑顔もかわいかったです。
得点もほぼ同じというところで、最終決戦。
まあ、細かく点をつけていたわけじゃないから、
だいたい同じ点かなという雰囲気を見て
これで勝ったチームが勝利、ということに決めた
ジャンピングチャンス扱いの最後の種目は
体格が違っても大きな差がつきにくい
借り物競争でした。
一人ずつ借りてくるものを書いて並べたら
いったい誰なんだろう?
まだ帰ってくる時間じゃないのに
借りてくるものを
お兄ちゃん!
と、書いた子は?
それを拾ったさくらちゃんが泣いちゃって、
お兄ちゃんいないの、
おにーちゃーん!
みんなでお兄ちゃんの痕跡があるものを探しながら
やっと帰ってきたおにいちゃんに飛びついたのは、
そういうわけです。
おかえりなさい!
今日の敢闘賞は、最後までお兄ちゃんをあきらめなかった
さくらちゃんですね。

明日と明後日は、台風の影響でお天気が崩れそう。
あんまり大変なお天気にならないことを祈ります。
もし、学校の練習ができなかったら
雨がひどくならないうちに
早く帰ってきてね。
そしたら一緒に遊んでもらってもいい?
力が有り余っている子供たちがいます。

星花の偽日記

『吹雪ちゃんを雷から守ろう』

変わりやすいお天気は
続くらしくて
土日はくもりのち雨の予報です。

星花は準備も万端、
学校にある置き傘は
いざというとき夕凪ちゃんが入れるように
こころもち大きめ。
夕凪ちゃんは雨が降りそうな日に傘を忘れると
予想している星花は
家族への信頼が足りないでしょうか?
用意は周到なほうがいいかな。

また雷が鳴り出したら
どうなっちゃうんだろう?
苦手な子は
やっぱりまた怖がるかも

誰でも、苦手は
あるものです。
本当は、なかったらそのほうがいいんだと思うけど
そういうわけにもいかなくて。
お兄ちゃんにも苦手なものはあるの?
それはそうですよね。
なんだか不思議な気もします。
想像できないのに、あるんだね!
なんだろう。
弱点を知ってどうするというわけではないので
これ以上質問するのは失礼ですね。
星花にできることがあったら言ってね!

吹雪ちゃんは雷の気配に敏感なの。
まだ誰も雨雲に気がつかないうちに
追われたうさぎみたいにぴくぴくしはじめます。
まわりをちらちら、
陰に隠れたくてきょろきょろ。
頭の上に伸びた長い耳を動かすの。
耳はそんな気がするだけですけど。
確率的にそんなに落ちるものではないとわかっているんだって。
室内に避難していれば落雷の被害は避けられるって。
だから怖がるほどのものではないんだって。
わかっていても、
やっぱり怖いのです。
これが観月ちゃんの得意な怪談だったら
前世に雷との因縁が何かあったということになりそう。
マリーちゃんは革命がそんなに苦手でもないから
前世はあまり関係ないかもしれません。
マリーちゃんはわりと革命したい側ですね。
女王は、民衆の先頭に立って導くものだと。
雷が鳴ったら、怖がるさくらちゃんやにじちゃんを
部屋へ手を引いてあげて
安心させます。
吹雪ちゃんはもう大きいからいらないって言うかもしれないですけど
同じ部屋の縁だし
星花はお姉ちゃんだし
何かできないかなあ。
吹雪ちゃんがあまり雷を怖がらなくてもいいように。
このまえ、夜に雷が鳴り出したときは、
吹雪ちゃんは熟睡していて気がつかなかったそうです。
ずいぶん難しいことに頭を使うと、夜には疲れているよね。
ベッドについたらすぐに寝息を立てて
ちょっとした物音くらいでは起きないくらいなの。
それからね、雷が鳴っても
真剣になって考えていることがあると
気が紛れるんだそうです。
吹雪ちゃんが真剣になれることなら
数学の難しい問題みたいな?
ミレニアム懸賞問題だとか
ゴールドバッハの予想だとか
話を聞いたことがあります。
内容はよく理解できなかったというか
全然わからなかったというのが
悲しいことに正直なところ。
星花にできそうなことは、
あんまりうるさく
吹雪ちゃんの考え事や睡眠の邪魔をしないよう
気をつけること
だけかも。
星花と夕凪ちゃんがよく寝付ければ
部屋中ぐっすりいられるかな。
星花、夕凪ちゃんといっしょうけんめい遊びます。
お兄ちゃんも協力してくれる?
へとへとになるまで体を動かすには
楽しい協力が必要です。
そういえば、ヒカルお姉ちゃんも
雨が続くと体を動かす時間が少なくなっちゃうって。
雨でもできる運動っていうと
腕立て伏せとか?
うーん、それだけだとつまらなくないのかな。
雨の日はヒカルお姉ちゃんとも協力して体を動かしたいです。
星花はツイスターゲームならできる!

吹雪ちゃんも一緒になって体を動かせたら
もっとよく眠れるかも。
雷なんて気がついたら通り過ぎていた
なんてことができたらな。

でも、部屋のみんなが早く寝ちゃって
自分だけ起きているという状態も
星花はかなりさみしいし
同じ部屋で誰か起きてないか声をかけちゃうかなあ。
吹雪ちゃんが眠れないようなら
深夜によくありそうな話として
ガールズトークで気を紛らわせるという手も。
気が紛れるかなあ。
そもそも、星花にガールズトークができるのでしょうか。
最近気になるのは、家族の元気だとか。
カンフーだとか。
三国志の話はどこまでわかるかな。
わからなくてもいいの?
聞いてくれる?
面白く話せるか自信はないけど。
星花は聞くのはなんとかなると思います。
吹雪ちゃん、どうぞ。
お兄ちゃんもぜひ。
夕凪ちゃんももちろん、いつでもいいよ。
雷が鳴り出したら
気を紛らわすくらいの気持ちで
声をかけてください。

星花の偽日記

『暑さとたたかう』

夏休みは
いつ終わる?

今年の夏休みは
30日まで。
ところが、その後が土日なので
実際は
9月1日まで。
宿題を先送りしがちな子に、
油断!
宿題を済ませた子なら
なんだか得をしたような
9月まで続く夏休みです。
授業日数はもう決まっているから、得はしていないです。
気分の問題。

そんな都合もあって
今年のお祭りの開催日は
8月31日と
9月1日です。
9月に夏祭りなんて、なんだか経験ないな。
その時期でも浴衣で過ごせるかな?
晴れてくれるでしょうか?
まだずいぶん先のことを
言っても仕方ないけれど
やっと暑い日が途切れた
曇りの一休みの今日。
明日も曇りの予報で
週間天気予報に並ぶ、もくもく灰色の雲。
暑い日は、過ぎちゃった?
このまま気温が落ち着いていって
秋が来るのでしょうか。
でも、曇りでも汗がにじみ出る蒸し暑さだったから
まだ秋は違うかな?
大変な暑さが続くのも困りものだけど
夏のお祭りなんだから
夏らしい日に行けたらいいですね。
そんなに暑すぎない
ほどほどの暑さでいいので
夏が続いてくれるでしょうか。

たぶん暑さは
急に引っ込んだりしない
8月まっさいちゅう。

今年の暑さは
乱世と言ってもいいほど。
こんな時には
猛将には程遠い星花でも
家族を守るために、矛を手にして。
矛は例えです。
得意なことを見つけて。
8月の気温という戦場に
20人家族がくつわを並べて立ち向かいます。
ママも入れて21人。
全員が無事に切り抜けられるように
死力を尽くしましょう!
この時期、つらいのは
食欲がなくなりがちなこと。
ジュースを飲んでばかり、
甘いものを食べてばかりでは
ご飯が入らなくなってしまいます。
冷蔵庫には麦茶を。
冷たいものばかりでは
おなかに悪いかもと思ったら
星花が急須で緑茶をお入れします。
水分補給はしっかり。
さらに
塩あめと、
おせんべいで
塩分補給のお茶うけ。
微力ですが、
補給線を確保し
兵糧庫を守り抜くことは
どんな戦いにも必要なこと。
勇猛でなくても
星花が力になれたら。

ごはんの支度の
お手伝いもするよ。
何を食べたら
無理せず栄養をとれる?

見るだけで力がわいてきそうなメニュー。
誰かがかじりついたら
つられて手を出してしまう。
食欲増進、
栄養満点。
思いつく理想の料理は
そうだ!
マンガ肉!
お兄ちゃんが男らしく食べているのを見たら
みんな、よだれが出てくるよ。
女の子だって
ときにはかぶりつきたい!
はしたないかもしれないけれど、
力をつけることがいちばん大事だもん。
でも、実際にはなかなか用意できない料理なので
今できることは
スパゲッティをゆでたり。
お兄ちゃんは、アルデンテは得意なタイプ?
星花は、気合を入れてゆですぎて
やわらか、くたくた。
サラダに入れたらちょうどいい
そんな妹です。
あとね、明日作るのは
辛すぎない奇跡のカレー。
揚げ物に馴染むようにチキンで味を取る
柔らかな風味が詰まった
カレーパンを揚げるの。
暑くてもおいしく食べられそうな
不思議な揚げ物です。
おやつにもいいし、
刻んだ野菜も栄養に良さそう。
きっと食べたら力がつく。
夏においしいとうもろこしを入れて
歯ごたえも良く
楽しくもりもりいただける。
うまく作れるかな?
不肖星花、
家族の元気を守り抜くために
キッチンに出陣いたします!


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